天文学

2019年初遠征

思えば2018年は、遠征が全く成功しませんでした
1~2回、遠征に出撃はしたものの雲に阻まれて撮影には至りませんでした。
星見自体の回数も減ってしまっていたので当然といえば、当然です。
感や機材のメンテナンスも鈍ってしまったので、ますます出不精になっていましたが、今年の年末年始は、幸いにも天候に恵まれ、かつ、お休みもカレンダーの並びが良かったので、ベランダで天体撮影で多くの練習ができました。毎年、年明けに遠征することが多いのですが、今年(2019年)は、順調に遠征に向けて準備が進んだので、1月3日~4日朝にかけて無事、遠征に出掛ける事ができました。

久しぶりの撮影は、とても楽しく防寒着の上着を忘れるという痛恨のミスを除けば
結果以外は順調でした(笑)
時系列は逆になりますが、撮影後の富士山です。余裕がなく、撮影中の様子や、
風景をあまり撮影できませんでしたが、明け方の富士山はとても綺麗で写真に
収めることができました。
イメージ 1
ここから見える富士山は、大きく雄大です。久しぶりに見ると感慨深いものが
あります。
時間は、15時間ほど遡って1月3日午後16時前に現地に着きました。
まだ、他の星屋さんはおらずそんなに人が集まらないかと思いましたが、
その後、どんどん増えて、最終的には10人以上の方が撮影されていたと思います。
三大流星群の極大日ですから、多いと予想したのですがそれ以上でした。
最近は、熊などのリスクも心配ないので、人が多いのはありがたいです。
機材は、カメラ3台体制。
①EQ6-R+ε130D+EOS60D(SEO-SP4)
②GPD+Edge800HD+EosKissX2(SEO-SP2E)
③固定 シグマ17-55㎜+EosKissX2
で、オートガイド2台、流星1台の体制で臨みます。①はステラショットを使用します
②はSuperStarⅤまたはⅣを使用しました。
①はまず、M31アンドロメダ銀河が対象です。ステラショットは、導入後対象の視野ずれを自動で補正してくれるので非常に撮影が効率的にできます。
イメージ 3撮影機材①,撮影条件ISO1600/SS300SecX19コマ
撮影時使用ソフト,ステラショット,PHD2
画像処理ソフトRAP2(ダーク/フラット補正)+PSE15+SI7

同時に②M33を狙おうと思いましたが。この日の②は絶不調です。まずAGS-1sが
PCに認識しません、いろいろ試行錯誤の末、ケーブルを交換し動作するも導入がうまく行かず、よくよく調べると内部電池切れで時計のずれていたNotePCの日付が1年ずれておりそれを修正してようやく動き出しました。
しかしF10というEdge800HDでは、なかなか対象が見つからず時間も大きくロスをし、断念。
代わりに次の対象、M1にスキップしました。②もステラショットの導入を真剣に考えます。AGS-1sがASCOM経由でステラショットに繋がるか検証しなければ…
導入後のM1の撮影でも、オートガイドも乱れまくりです。オフアキでガイドしましたが
星が暗すぎてLodeStarでは、時折、ガイド星を見失ってしまいました。
ガイド方法も見直さなくては。②側は今回、課題山積みでした。そのM1↓。
イメージ 2
撮影機材②,撮影条件ISO1600/SS300SecX16コマ
撮影時使用ソフトSuperStarⅣ,PHD2
画像処理ソフトRAP2(ダーク補正)+PSE15+SI7 中央トリミング

真ん中に導入出来なかったので中央トリミングしました。
良い出来ではありませんが、今後の課題のために記録として掲載します。
好きな星雲の一つですが、ちょっと残念でした。
まだまだ沢山撮影したので、この後、順次掲載します。
なお、防寒着の上着はウィンドブレーカーの中に重ね着をしてしのぎました。
妻からもらった電熱線入りのヒーターベストのお蔭で何とか一晩しのげました。
気温は手元の温度計で-10℃以下になっていましたのでかなり寒かった・・・

梅雨入り前に


梅雨入りです!
星見好きにとっては、OFFシーズンですが、梅雨明けを楽しみに頑張って行きましょう!
さて、梅雨入り前に6月2日 土曜は最後の晴れ間と思って、木星・土星・火星を撮影しました。

前回FireCaputureが思うようにキャプチャーできず、火星大接近までには、問題解決したいという
思いもありました。
前回はCapture中にどうしても途中で、フレームが進まず、結局、フレーム数があまり増やせず
Resistaxで処理する際に、良質なコマが得られませんでした。
FireCaptureはマニュアルがなく、またバージョンによってメニュー構成なども異なる部分が多く
チュートリアルの動画で英語が理解できない私は、手探りで設定をいじるしかありません。

正しいかは自信がないのですが、とりあえず、ヒントを掲載します。
結論から言うと4000フレームをASI290で150~50secでCaptureできるようにはなりました。

150secはフル画素で、50secは2X2を1画素にして総画素数を圧縮した場合です。
PCはSSD搭載のPanaのLetsNoteを使用しました。
結局いかにSSDに高速で書き込めるかが重要ではないかと思っています。

前回と設定を変えたのは1か所
イメージ 1
のUseRAM Bufferです。FireCaptureの左下のSettimg画面から設定しています。FireCaptureのバージョンは、
2.6.07です。この設定だけで、フレームは連続して取得できるようになりました。

RAMの数値は何回か試しながら、PCが不安定にならない値を選びました。4GBのメモリを実装しているPCでしたが、1GBぐらいのRAM Bufferであれば問題なさそうです。

安定しているようなので、早速、木星を撮影しました。この日は動画を見ても、実際に眼視しても大赤斑がはっきり見える、シーイングは良い状況でした。自分の目で見るというのも良いものだと改めて実感しました。
その木星です。
イメージ 2
光学系:SE200N CR+NPL6mm+ASI290MC
架台 :EQ-6R 恒星時駆動
条件 :2018/06/02 20:15:20JST 48秒/ 4000フレーム撮影よりFireCapture/RegStax6にて⇒400フレームスタック,明瞭化 PSE9にてJpeg化

アイピースもビクセンのNPL6mmを新たに揃えましたが、単純な構造のアイピースですがコントラストはしっかりしていました。う~ん、なかなか侮れないな…LV4mmはアイレリーフが長く見やすいのですが、すっきり感はNPLの方が良いです。

続いて土星です。
イメージ 3
光学系:SE200N CR+NPL6mm+ASI290MC
架台 :EQ-6R 恒星時駆動
条件 :2018/06/02 23:32:24 88秒/ 4000フレーム撮影よりFireCapture/RegStax6にて⇒400フレームスタック,明瞭化 PSE9にてJpeg化

これもエンケの間隙も微かに見えますね。眼視では、カッシーニ間隙が見えました。

最後は火星です。こちらは高度が低く、かなりふにゃふにゃでした。でも、模様は見えました。
イメージ 4
光学系:SE200N CR+NPL6mm+ASI290MC
架台 :EQ-6R 恒星時駆動
条件 :2018/06/02 23:55:20 30秒/ 4000フレーム撮影よりFireCapture/RegStax6にて⇒400フレームスタック,明瞭化 PSE9にてJpeg化

さて、梅雨が明ければ、かなり火星も接近していると思います。
この後が楽しみです。

ベランダ観測による惑星たち


今年のG.W.は満月期で
月の明かりが無ければ遠征をしたいとところではありますが、残念ながら月が明るい期間のG.W.ということで惑星を自宅ベランダから観望することにしました。

これまで惑星撮影用には長らく、CANON IXY DVを使用してきましたがやはり可動部を持つDVカメラは寿命が来たようで、使用不能になりました。

DVカメラでは珍しいプログレッシブスキャンということで、なかなか良いカメラだったので、後継のビデオカメラになかなか満足の行くものがありませんでした。
デジタル一眼レフのEOS 60Dの動画撮影のクロップモードも、画質は良いものの、やはりmov形式の画像圧縮や640×480画素という解像度が粗くなるなど弊害もありコスパの良い、カラーCMOSのASI290MC(ZWO社)を購入することにしました。

キャプチャーソフトのFireCaptureとの使い勝手は今一、理解できないところはありまが、画素数の多いAVI形式で、動画形式変換せずにRegiStax6に読み込めるなど、メリットは多いです。
まずは、観望好機の木星から。
イメージ 1
光学系:SE200N CR+PL10mm+ASI290MC
架台 :EQ-6R 恒星時駆動
条件 :2018/04/29 01:08:06JST 308秒撮影よりFireCapture/RegStax6にて⇒250フレームスタック,明瞭化
PSE9にて明るさ他調整

翌日は、木星・土星・火星とターゲットに撮影に挑みます。シーイングは昨日よりも悪く、かなり

フィニャフニャな様子。風も強かったのでしょうがないところです。時系列に追って、まずは木星です


イメージ 2

機材上記同、

条件 :2018/04/29 21:47:07JST 62秒撮影よりFireCapture1000フレームキャプチャ/RegStax6にて⇒250フレームスタック,明瞭化


次は土星です。久しぶりの撮影になりますが、観測が楽しい対象です。
イメージ 3
機材上記同、条件 :2018/04/30 02:37:52JST 43秒撮影よりFireCapture1000フレームキャプチャ/RegStax6にて⇒250フレームスタック,明瞭化

最後は、火星です。これから7/31の大接近に向けて、観望を続けていきたいと思います。
イメージ 4

機材上記同、条件 :2018/04/30 02:47JST 13秒撮影よりFireCaptureにて1000フレームキャプチャ/RegStax6にて⇒250フレームスタック,明瞭化


惑星撮影は、シーイングに大きく左右されるので根気が必要です。

楽しみながら続けていきたいと思います。

PHD2ドリフトアライメント

遠征は久しくしていないのですが、ベランダでの練習を再開しました
朝が早い生活が続いており、遠征はしばらくお預けの状態です。
星見をしたい気持ちはありますし、機材いじりもしたいのでまずは、ベランダ観測を再開しました。

しかし、この時期、天気は回復したものの惑星観測するにも我が家のベランダから観測できる対象はないし…
それならばっ!と直焦点の練習をしようと思い、新機材のEQ6-Rを稼働させることにしました。

すでに何度か動作させているのでだいぶ立ち上げ方は、慣れました。しっかりとした安定感は良いのですが、
なんせ重量があるので、大変です。

せめて鏡筒だけでも軽量化するべく、GINJI150FNを使用することにしました。
イメージ 1
さて、ここで問題です。これまで、GPDでも極軸は、方位と高度でラフにしか合わせていませんでした。
EQ6-Rでも同じ状態で、オートガイドしたところ非常に暴れ方が大きく、星像が”点”になりません。

数週間前から悩み、EQ6-Rの極軸アライメント機能も試しましたが、2スターアライメントか3スターアライメント
が必須であるため我が家のベランダではうまく行きません。
※2,3スターアライメントでは、2個目の星の候補が少なく実行できませんでした。
ドリフト法は理屈は分かっていても、実際にうまく行く自信がなかったので、ネットで調べたところ、
PHD2のドリフトアライメント機能を知って試すことにしました。龍之介さんのBrogを参考にさせていただきました。
ありがとうございます!

結果は大成功です! 不慣れなため、高度調整に少々手間取りましたが、基本的な考え方は非常に
シンプルで扱いやすい機能です。さすがPHD2ですね~、天文ファンの使い勝手をとても理解していると
感じました。

これでベランダ観測でも良好な極軸で練習できそうです。
EQ6-Rのガイド精度も概ね良好です。DEC側のバックラッシュも少なめでRA/DECともに安定しました。

次回、遠征までは、しばらくベランダでの練習を重ねたいと思います。

目標は、1000~1600mmの長焦点で耐えられるガイド精度を得たいと思っています。
折角の中型赤道儀なので、春に向けて銀河などの小さな対象も狙って行けるようにしたいな~

夏の天の川

相変わらずの低調な更新ですが、少しでも余裕がある時は、
星見がしたいと思っています。

今年は夏の家族旅行で久しぶりに沖縄の離島に行くことが出来ました。
旅行に行くと雨ガチなことが多いのですが、今年は晴天に恵まれ、
特に最終泊の夜は南天に雲が少ない良いコンディションに巡り合えました。

今年になってから夏の天の川を見ておらず、今年はもうダメかな~と、
思っていましたが、肉眼でも見ることが叶いました。
イメージ 2

光学系:SIGMA15㎜ F2.8 + Canon 60D SEO-SP4 ISO1600
架台 :KENKO SKY MEMO S
条件 :2017/08/17 21:34JST~ 30sec ×14コマ
     PSE15にて現像調整、SI7にてコンポジット
場所 :沖縄県石垣市 前里海岸

対角魚眼のため、画像下部の左右隅に少しだけ砂浜等が写りこんで
います。昼間の海は下のような感じです。
イメージ 1
干潮時で風も穏やかだったので雲が映りこんでいます。
今回の旅行の前に中古でEOS M2を15-45mmキットレンズを含め購入
したのですが、なかなか良い機材に巡り合えました。
軽量でEOS画質はそのままで、大活躍でした。

星以外の被写体も勉強するかな~

久しぶりの木星

相変わらず仕事が忙しくなると星見ができません。
日曜祝日以外は5時前には起きなければならないので、それも夜更かしのできない一因かも。

GWに入り遠征も考えたのですが、うまく日程が合わず不発に終わりました。
EQ-6Rには慣れたいのと、久しぶりに木星も見たくなりSE200Nを載せて見ました。
イメージ 1







































子午線越えの動作は、そのまま追尾が設定できるので便利です。
見える主たる恒星が少ないのでワンスターアライメントにしています。
極軸も方位と高度でラフに合わせているので、追尾時に微調整が必要ですが
惑星の動画撮影なら問題ないレベルです。
EQ-6Rの動作は滑らかで、かつ剛性が高いのでビデオのモニターで見ても安定しています。
シーイングはかなり悪いので像はふにゃふにゃなのは仕方がないところですね。
イメージ 2

























光学系:SE200N CR+LV-4mm+SONY HDR-CX370
架台 :EQ-6R 恒星時駆動
条件 :2017/05/04 22時頃JST 1分44秒撮影よりRegStax6にて⇒400フレームスタック,明瞭化
     PSE9にて明るさ他調整

非常に久しぶりの惑星撮影だったので画像が拙いのは仕方がないのですが、機材のメンテナンスも
行っていなかったので残念なこともありました。
これまで惑星用メインで使用してきたIXY-DV2ビデオカメラ(2代目)がついに動作不良となり引退と
なりました。DVテープビデオでしたがプログレッシブスキャンができるためRegiStaxとの相性がよく
とても良い結果を残してくれただけに残念です。
代わりにSONY製カメラに切り替え、mpeg記録で撮影しましたが解像度は上がらないような気がします。
※シーイングや条件が異なるのであくまで感触ですが…

この先のこともあるのでEOS60Dの動画機能を使用した撮影システムを構築しようと思っています。

それにしても、もう少しまともな写真にしたかったですが、かなり感も鈍ってますね…

1月2日ガリバー遠征⑤

なかなか画像処理が進みませんが、記録のためにも少しずつ掲載します。
NGC2264クリスマス星団周辺です
イメージ 1
光学系:ε130D+EOS60D SEO-SP4
架台:GPD+AGS-1s+PHD Guidingによるオートガイド(ガイド鏡φ60/300mm+Lodestar)
条件:ISO1600露出10分 9コマ×2フレームモザイク合成
総露出180分 SI7/RAP2/PSE15にて画像処理※ダーク,フラット有
DATE:2017/1/3 0:56(JST)~ 山梨県富士ヶ嶺

モザイク合成を試して試してみました。PSE15のフォトマージ機能を使っているので、ほとんどオートマチックですが、綺麗につないでくれますね。
EQ6Rも立ち上げ中なのですが、まだファーストライトに至りません。
やはりGPDとは勝手が違うので、何かと時間がかかります。

インプレッションもお伝えしたいのですが、そこまでの情報がまとまっていないので、もう少し時間が
かかりそうです…
ギャラリー
  • 一等星の恋
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
  • ASI294PROによるM20パンジー星雲@調布
  • ASI294PROによるM8干潟星雲@調布
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  • ASI294PROによるM8干潟星雲@調布
  • ASI294PRO導入!自宅で撮影コロナ渦対応!