露出しているい間も休まず準備です
オートガイド2台体制は実は今回が初めてです。
EQ6-Rは1年ほど前に入手をしたのですが、なかなか練習ができず
GPDと並列で撮影する余裕(主に心の・・・)がありませんでした。
昨年末は天候に恵まれ、ベランダでの練習やいろいろたせたのが功を奏しました。
やはり理屈では分かっていてもいても、真っ暗な闇夜で試行錯誤は困難なので
慣れていることが大切ですね。
もう一つ、今回はEQ6-Rとステラショットの動作が良好だったこともあります。
これも事前にDEC側のウォームホイールとギアのギャップを調整(RAはほったらかし。バックラッシュが重要なDECのみ調整。比較的簡単な作業です)したり、ベランダでのオートガイドの動作確認ができたこと、加えてステラショットの導入補正がとても効率的に撮影が進められたのが大きな要因です。これでステラショットがミラーアップに対応して、AGS-1sとの接続できれば言う事はないのですが・・・あまり贅沢を言ってもいけないので、十分メリットのあるソフトだと思います。
クリスマス星団撮影緒の後は、高度が高くなった『わし星雲IC2177』を撮影しました。
イメージ 1
①EQ6-R+ε130D+EOS60D(SEO-SP4)
撮影条件ISO1600/SS300SecX18コマ 総露出90分
撮影時使用ソフト,ステラショット,PHD2
画像処理ソフトRAP2(ダーク/フラット補正)+PSE15+SI7
高度が低く、育樹記念広場などでは撮影し難い対象なので映してみたいと思っていました。今回の撮影場所は南側が開けているので良好です。
撮影開始時点で夜半を過ぎていました。同時並行のGPDはM78を導入しようと思いましたが・・・F10ではどうしてもM78短時間露出では見つけることができず、レデューサを使用することにしました。私のオフアキはOAG-9なのでレデューサを使用してもそのままオフアキが使えます。
専用レデューサを挿入して再度バランスを取りピントを追い込んでM78を何とか捕捉しました。
イメージ 2
②GPD+Edge800HD+EosKissX2(SEO-SP2E)
撮影条件ISO1600/SS300SecX6コマ 総露出30分
撮影時使用ソフトSuperStarⅣ,PHD2
画像処理ソフトRAP2(ダーク補正)+PSE15+SI7
露出が足りないのとガイド精度も良いとは言えないのでこちらはまだまだ改善が必要ですね。
今回は、しぶんぎ座流星群の極大日なのでこの夜半過ぎからは、固定撮影で流星も撮影開始しました。朝まで撮影を続けます。
同時に①の機材では、終夜観測できる『ウィルタネン彗星0046P』を撮影しました。
イメージ 3
撮影機材①と同じ
撮影条件ISO1600/SS180SecX14コマ 総露出52分
撮影時使用ソフト,ステラショット,PHD2
画像処理ソフトRAP2(ダーク/フラット補正)+PSE15+SI7
ダストテイルもイオンテイルもはっきりしませんが、彗星らしい緑がかった色合いがわかります。彗星の撮影も久しぶりとなりました。
この後もまだ撮影は続きます。2~3カ月に1度でも良いので今回のように天気にも恵まれた遠征ができると嬉しいのですが・・・