梅雨入りです!
星見好きにとっては、OFFシーズンですが、梅雨明けを楽しみに頑張って行きましょう!
さて、梅雨入り前に6月2日 土曜は最後の晴れ間と思って、木星・土星・火星を撮影しました。

前回FireCaputureが思うようにキャプチャーできず、火星大接近までには、問題解決したいという
思いもありました。
前回はCapture中にどうしても途中で、フレームが進まず、結局、フレーム数があまり増やせず
Resistaxで処理する際に、良質なコマが得られませんでした。
FireCaptureはマニュアルがなく、またバージョンによってメニュー構成なども異なる部分が多く
チュートリアルの動画で英語が理解できない私は、手探りで設定をいじるしかありません。

正しいかは自信がないのですが、とりあえず、ヒントを掲載します。
結論から言うと4000フレームをASI290で150~50secでCaptureできるようにはなりました。

150secはフル画素で、50secは2X2を1画素にして総画素数を圧縮した場合です。
PCはSSD搭載のPanaのLetsNoteを使用しました。
結局いかにSSDに高速で書き込めるかが重要ではないかと思っています。

前回と設定を変えたのは1か所
イメージ 1
のUseRAM Bufferです。FireCaptureの左下のSettimg画面から設定しています。FireCaptureのバージョンは、
2.6.07です。この設定だけで、フレームは連続して取得できるようになりました。

RAMの数値は何回か試しながら、PCが不安定にならない値を選びました。4GBのメモリを実装しているPCでしたが、1GBぐらいのRAM Bufferであれば問題なさそうです。

安定しているようなので、早速、木星を撮影しました。この日は動画を見ても、実際に眼視しても大赤斑がはっきり見える、シーイングは良い状況でした。自分の目で見るというのも良いものだと改めて実感しました。
その木星です。
イメージ 2
光学系:SE200N CR+NPL6mm+ASI290MC
架台 :EQ-6R 恒星時駆動
条件 :2018/06/02 20:15:20JST 48秒/ 4000フレーム撮影よりFireCapture/RegStax6にて⇒400フレームスタック,明瞭化 PSE9にてJpeg化

アイピースもビクセンのNPL6mmを新たに揃えましたが、単純な構造のアイピースですがコントラストはしっかりしていました。う~ん、なかなか侮れないな…LV4mmはアイレリーフが長く見やすいのですが、すっきり感はNPLの方が良いです。

続いて土星です。
イメージ 3
光学系:SE200N CR+NPL6mm+ASI290MC
架台 :EQ-6R 恒星時駆動
条件 :2018/06/02 23:32:24 88秒/ 4000フレーム撮影よりFireCapture/RegStax6にて⇒400フレームスタック,明瞭化 PSE9にてJpeg化

これもエンケの間隙も微かに見えますね。眼視では、カッシーニ間隙が見えました。

最後は火星です。こちらは高度が低く、かなりふにゃふにゃでした。でも、模様は見えました。
イメージ 4
光学系:SE200N CR+NPL6mm+ASI290MC
架台 :EQ-6R 恒星時駆動
条件 :2018/06/02 23:55:20 30秒/ 4000フレーム撮影よりFireCapture/RegStax6にて⇒400フレームスタック,明瞭化 PSE9にてJpeg化

さて、梅雨が明ければ、かなり火星も接近していると思います。
この後が楽しみです。