梅雨ですね~
雨降りが続いていますね。星屋というだけでなく、生来、雨は苦手です。梅雨時期に生まれた反動でしょうか・・・
いろいろとストレスのたまる今日この頃ですが、梅雨で更に気が滅入りますね。
 
そんな日々が続くと、少しの晴れまでも星見がしたくなります。
14日も会社から出ると、綺麗な晴れ間が広がっています。
 
友達と会う約束をしていたのですが、仕事が予想よりも時間がかかってしまい、キャンセルをお願いしました。
なので、自宅には結果的に早く帰ることが出来ました。
夕食もそこそこに、星見を開始します。
 
火星も見たいとは思いましたが、建物の影に隠れる直前で、セットアップしているうちに観測不能。
落ち着いて土星を観測することにしました。
 
目視でも土星は良い感じでした。オートガイド撮影に比べれば、惑星の撮影の準備は時間はかかりません。
それでもピントの追い込みなどは、丁寧に行わないと後で後悔することになりますので、ピントゲージを使い
追い込んでいきます。気温順応も十分では無いようで、撮影ごとにピントの確認が必要そうな感じです。
 
SE200NCRのクレイフォード接眼部は頼りない感じではありますが、バックラッシュが無いのは良いところです。
何とかピントゲージで追い込みました。イメージ 1
光学系:SE200NCR+LV4+IXY-DV2(光学8倍ズーム、ローライト プログレッシブモード)
架台 :GPD+AGS-1s+恒星時駆動
条件 :RegiStax4にて処理スタック&明瞭化、PSE9にて明度調整/切抜き
 
動画の様子は下記のような感じです。
ピントが動くので、数分後の画像も掲載します。表面の模様が自転動いているようにも思いますが、ノイズかも
知れません。
イメージ 2
上記データ以外は、同上です。
 
最初の画像を処理しているうちに、衛星らしきものが写っているのに気付きました。
タイタン?でしょうか。
イメージ 4
画像左上になります。衛星に合わせて輝度を補正したので、土星本体は白トビしちゃってます。
 
土星も我が家からでは終盤です。あと少しで観測は厳しくなりそうです。
 
さて、梅雨の間に改善したいこと。それはもう一台の200mm鏡筒、R200SSです。
 
先月、鏡筒による土星画像の比較を行いましたが、R200SSは思いのほか苦戦しました。
もともとF4の短焦点機で惑星撮影は不利なので、そのこと事態に拘るつもりは無いのですが、
解像度が上がっていないのは気持ち悪い。
 
星野撮影でも星像がシャープになることを期待して、少しでも改善したいと思います。そこで・・・
 
まずは、心のあたりのある斜鏡のメッキ剥がれです。周辺部の曇りがそれです。
イメージ 3
スパイダーASSYから外したR200SSの斜鏡↑。ちなみに短径φ70です。
事前のネットで調べた値はφ75だったのですが、ちょっと小さい?中古で手に入れたものなので、
素性は分からないのですが、そのままビクセンに再メッキの依頼をしました。
 
センターマークも本来R200SSはオフセットされているはずなのですが、中心にあるようです。
ちなみにこのセンターマークは、レザーコリメータにてレーザーの光点を私がプロットしたものです。
 
また、セルと斜鏡ASSYの間にスペーサがあるはずなのですが、それもありません。
ビクセンさんにお願いしてそれも分けていただくことにしました。
 
再メッキには結構時間がかかるとのことなので、梅雨の間はR200SSはオーバーホールという
ことになりそうです。