2012年初投稿
今年の冬は寒くて長かったです。加えて職場の中で異動があり、気持ちの中で余裕が無かった…
まだまだ落ち着いたわけではないので、どのくらい更新していけるか自信はないのすが、出来る範囲で
記事を載せていきたいと思っています。
 
さて、我が家のベランダからは既に金星や木星は建物の影に隠れて見えませんが、火星、土星は何とか撮影
可能です。火星は既に3月5日に再接近を過ぎてしまいましたが、この頃は天気が悪く撮影できませんでした。
 
その後、天候は回復したものの冬型の気圧配置でシーイングが悪く、なかなか思ったような画像が得られませんでした。14日~15日にかけては、シーイングが回復して小口径機材ですが模様が確認できるようになりました。と、いうことで火星です。
イメージ 1
光学系:ED80Sf + LV4mm + IXY DV2(光学10倍ZOOM) 合成f5250mm
架台:GPD + AGS-1s 恒星時駆動
日時:2012/3/15 0:07:17JST 
条件:5378フレーム1134処理&5433フレーム1023処理コンポジット(RegiStax4+PSE9)
 
2012年の火星接近は、小接近ですので前回の接近に比べるとやはり小口径では厳しいですが、
シーイングが良ければ表面模様は観測できそうです。
 
上の画像は、実は、当日二度目にトライした画像です。14日23時時ごろ撮影した画像は、もう少し
シーイングが悪かったようで、二度目の方が改善しました。
もう一度、撮影しようと思ったのは一度目に火星を撮影した後、土星を撮影中にかなりシーイングが
よく、目視でもカッシーニを確認することが出来たからです。
口径80mmでカッシーニ溝を確認出来るのは稀で、この日は恵まれていたと思います。
イメージ 2
光学系:ED80Sf + LV4mm + IXY DV2(光学約7倍ZOOM) 合成約f3600mm
架台:GPD + AGS-1s 恒星時駆動
日時:2012/3/14 23:49:45JST 
条件:5389フレーム1423処理&5391フレーム1826処理コンポジット(RegiStax4+PSE9)
 
ちなみにIXY DV2は二代目です。一代目はモニターがほぼ写らず、スイッチの節度も無くなって
撮影には厳しくなりました。総撮影時間はかなりの時間になったので、寿命でしょうか…