SONY HDR-CX370V メモリー方式HDビデオカメラ
CANON IXY-DV2 DVテープ式デジタルビデオカメラ
惑星用のビデオカメラの情報は実は少ないようで、実績評価が高いのはSONYのDCR-TVR900ぐらいのものでWebカメラのように”これ”と行ったものがありません。
私自身もビデオカメラは、4台ほど所有していますが天文用にIXY-DV2を使い始めたのは、小さくて軽いという理由だけでした。
 
しかし、このIXY-DV2は偶然とは言え、これまでなかなか良い仕事をしてくれました。
これは他の機種にはあまりない、SD画質のプログレッシブ記録モードがあったことなどに起因するかも知れません。プログレッシブモードは、通常のビデオデータがインターレース式で1/30フレームの倍速で水平走査線が奇数偶数が交互に更新されて画像が滑らかに動きが再現できるのに対して、プログレッシブ式では、1/30フレームをそのまま画像を更新していくので、動きが少しカクカクした、連写写真のようなイメージになります。
 
これは推測ですが、この単純なプログレッシブ式の方がよりRegiStaxの処理にはマッチしたのではないかと思います。このため、これまで比較的良いお仕事してくれたのですが、さすがに古いカメラでもあり、故障も増えてきました。また、最近のCX370Vは画像素子も裏面照射型で感度が高く、暗い画像に強くなりました。
 
これはすなわち惑星を撮影する時に、より大きく拡大することが出来るので解像度にダイレクトに効いてきます。
 
感覚的には倍ぐらい拡大しても同じ程度の明るさで撮影できます。
 
そこでこのCX370Vを惑星撮影用にIXY-DV2の後継に出来ないものか検討することにしました。
 
11月15日は、予報に反してなんとか木星撮影が出来そうな夜空です。
今回、この2機種を比較/第一弾です。
 
まずは、CANON IXY-DV2↓衛星の影はエウロパ?でしょうか。
イメージ 1
日時 :2011/11/15 21:46(JST)
光学系:ED80Sf+LV4+IXY-DV2(光学8倍ズーム、ローライト プログレッシブモード)
架台 :GPD+AGS-1s+恒星時駆動
条件 :RegiStax4にて5496フレームを処理2170フレームスタック&明瞭化、PSE9にて明るさ、
     彩度処理、切り抜き
 
つづいて、CX370V↓
イメージ 2
日時 :2011/11/15 21:58(JST)
光学系:ED80Sf+LV4+CX370V(光学10倍ズーム、SD画質mpg出力)
架台 :GPD+AGS-1s+恒星時駆動
条件 :RegiStax4にて5475フレームを処理1465フレームスタック&明瞭化、PSE9にて明るさ、
     彩度処理、切り抜き
 
RegiSataxで静止画にする際に、上は200%、下は150%に解像度を上げています。
つまりCX370Vの方がかなり拡大して撮影していますが、結果として画像が明瞭になりません。
 
原因はいろいろ考えられるのですが、一つには画像圧縮(つまりmpg)に起因するのかも知れません。
mpgファイルの方がaviファイルよりかなり圧縮されているので、RegiStaxに必要な情報が欠落しているのではないかと思っています。
 
次回、この点を踏まえてまた比較していこうと思っています。