暗いニュースは多いし、天気は晴れないし…何か楽しみを見つけないと息が詰まります。そこで…
天文工作~マルチプレート改造編です
前々回あたりにR200SSのガイド鏡固定方法について、検討していました。
adonoanさんからのアドバイスで、固定バンドを4本にして長めのアリガタで2本でがっちり固定、
という構想を考えました。
しか~し、ひとつ決定的な問題が・・・私の赤道儀は、GPD(しかもかなり年季が入ってます…)
マルチバンドは、1kg強、長めのアリガタを含めると1.5kgになるでしょうか…
小亀のままだと今でもぎりぎりのバランスウェートも重量を増やさないといけないかも。
となると非力なGPDではガイドがうまく行かないかも…
少しリスクが大きいのでまずは、コストのかからない方法から試そうと、マルチプレートを
R200SSに使えるように改造しました。
 
私のマルチプレートはもともと図面を作って、日本プレート精工という会社で製作していただいた
ものです。納期は2週間ほどかかりましたが、コスト的にはVIXENのマルチプレートより安かった
と思います。アリガタは、SE150Nに付属していたものを赤道儀側に使用し、ガイド鏡用に
天文ハウスTOMITAさんのアリガタにを使っています。
 
非力なGPD用に幅240mmとかなり小ぶりに作ったため、BORG60EDとED80Sfには使用できますが
R200SSにはガイド鏡と干渉するため、これまで使うことが出来ませんでした。
 
今回、M6のタップ穴を増やしてガイド鏡と写真鏡の間隔を45mmほど広げました。
重量は鏡筒バンドを増やすとの同じくらいだと思いますが、ガイド鏡がRA軸に近くなるので、
モーメントが減ってバランスウェイトは増やさなくても良いではないかと思っています。
で、こんな感じにしました↓
イメージ 1
アリガタ、アリ溝をギリギリまで、外側に離しました。
イメージ 2
僅かにアリ溝がはみ出しますが、影響は無いレベルだと思います。実際にR200SSを積載↓
イメージ 3
Cooled X2も積載しています。この状態でバランスしています。DEC方向のバランス位置は↓
イメージ 4
のような感じです。ガイド鏡側のアリ溝ははみ出しますが、もともとアリガタにしか接触しないので
剛性には影響しないと思います。感じとしてはしっかりしていますが、果たしてどうなるか
次回撮影時が楽しみです。ダメなら別案を検討します。
 
さて、もう一点、BORG60EDの周辺収差の検討です。
従来から右下に強い非点収差があったのですが、前回、冷やし過ぎないR200SSではこの現象は
あまり見られなかったので、非冷却時の擬似星シートによる周辺収差を調べてみました。
イメージ 5
簡単にWordで作ったのでいい加減な擬似星シートです。IRカットフィルター無しなので赤カブリしています。
光学系は、BORG60ED+レデューサDG×0.85(#7885)です。
四角を見ると、
イメージ 6
少なくとも右下の収差の集中は無さそうです。少し周辺のピントが中央とずれているようですが、無限遠では無いので何とも言えませんね。
次回は実際に星像も検証してみたいと思います。あまり冷やし過ぎないようにして、この程度の星像が維持できれば良いのですが…これまたそうはうまく行かないのがいつものことなので、Try&Error&Retryでチャレンジしてみようと思います。