9月4日は、富士山麓に明るいうちから遠征してきました
以前から十分時間を採った遠征をしたいと思っていたのですが、今回が初めてとなる(予定でした)・・・
明るいうちから準備を始めると、ゆっくり落ち着いて準備できて良いですね~
暗いさなかでの記事準備は、どうしても手探り状態でいろいろと、ヌケがあります。
きれいに配置して、後はゆっくり空が暗くなるのを待ちます。う~ん、なんか心地良い~
空もなんとなく期待できそうな雲行きです。↓
イメージ 1
でも、撮影できる暗さになるには結構時間がかかるのですね。微速度撮影用に固定撮影とかすれば良かった…
20時前ぐらいにようやく天の川が見え始めます。今回も、いろいろと初めての天体を撮影したいと思っていたので
まずはアンタレス付近をISO800/SS15分で撮影してみました。
結果・・・全くだめです。一応画像はとってはあるので、そのうち加工しては見ますが、1コマで諦めてしまったので
どうにもならにと思います。
 
9月に入っていますが、まだまだ晩夏な雰囲気です。
今シーズン最後になると思うので、富士山と天の川を撮影しました。
イメージ 2
EOS kiss X(ノーマル)+EF28mm(F2.8開放)+自作ポタ赤ノータッチ
ISO1600/SS60秒
少し雲もありますし、ガスもあります。春先の天の川のほうが条件は良さそうです。
 
アンタレス付近を諦めた後、5月にも撮影したM8&M20付近をこの夏の間にきちんと撮影したくて、50分露出で撮影しました。
しかし、熱による輝点ノイズやランダムノイズが強くて、結果的には5月の20分露出の画像と大差が無いです。
イメージ 3
BORG60ED+レデューサDG+LPS-P2+EOS kiss X2(SEO-SP2E)
GPD+AGS-1s+GuideWalk(NexImage+ガイド鏡Vixenニュープラネッツ)によるオートガイド
ISO800/SS10分×5 総露出50分 SI6、PSEで画像処理/トリミング無
 
さて、次は初物に挑戦です。ケフィウス座のガーネットスター付近にある大型の散光星雲IC1396です。
像の鼻と呼ばれる有名な天体もありますが、全景を捕らえてみたく焦点距離300mmのBORG60EDで
挑戦です。これも、かなり淡くて難しい天体です。ISO800、10分露出では、EOSのモニターで全く確認できません。
 
ガーネットスターとIC1396の中心星をたよりに構図を決めます。しかし、4コマ目をガイドしている時に・・・
きましたきました~ドン曇・・・。結局、4コマ目のガイドは途中で中断して待機します。
結局、30分待つも晴れる兆しが無いので、撤収・・・
10分露出の3コマで全くの露出不足ですが・・・
イメージ 4
光学系、架台は同上。
ISO800/SS10分×3 総露出30分 SI6、PSEで画像処理/トリミング無
一応、写ったという程度です・・・
なお、今回もかなり熱によるノイズは強く、ダーク減算は過補正画像と補正不足画像の2種類を作り、SI6で加重平均でコンポジットして一番、ノイズがきれいに消える加重比率を使っています。
しかし、この方法でもランダムノイズは消えないので、やはりノイジーな画像になってしまいました。
冷却カメラはまだまだ時間がかかりそうなので、少しでも気温が下がると良いのですが・・・
 
片付け始めると、マーフィーの法則でまた空が晴れてきます。
粘ろうかとも思いましたが、翌日の予定もあったので帰還しました・・・
 
ゆっくり朝まで撮影したかったな~