先日の遠征の画像処理を進めております。
改めて撮影した画像を見ると、熱ノイズの凄さに悲しくなります。
特に網状星雲などの非常に淡い天体は厳しいです。露出を長くしても限界を感じます・・・

冷却CCDや冷却カメラがしくなるところですが、購入はまだまだ高値なので私的には自作したい気持ちです。
気長にトライしていきたいと思います。

さて、その網状星雲です。
前回、藤野で5分の露出一枚でしたが、今回はSS10分×5枚です。
やはり熱ノイズがすごいです。いろいろ画像処理で工夫をしてみましたが難しいですね。
しかし、広がりがあるのは(笑)分かりましたので、いずれは淡い部分も抽出していきたいと思ってます。
イメージ 2
BORG60ED+レデューサDGx0.85+EOS X2(SEO-SP2E)
GPD+AGS-1s+ガイドウォーク (オートガイド、ガイド鏡D80mmL400mm)
ISO800 SS10分×5 総露出50分
SI6で画像処理


次は、スタークラウドです。メシエ番号(M24)ついていますが恒星の集まりです。
鹿の横顔に見えることから『バンビの横顔』と呼ばれたりもします。
首の辺りにIC1283と呼ばれる淡い散光星雲があり『バンビの首飾り』
と呼ばれています。
イメージ 1

ISO800 SS10分×2  総露出20分
広角で天の川を撮影しても、このアタリは他の天の川に比べて白っぽく写ります。
メシエがカタログに記載した気持ちは良く分かります。

いずれも熱ノイズが強いのでスムージングしていてソフトフォーカスっぽい絵になってしまってます。
これは、来年の宿題っということで。
 
※網状星雲の画像を差し替えました。私はダーク画像を家の冷蔵庫などを利用して作るのですが、
 15~20℃近辺では熱ノイズの温度依存性が激しく、2~3℃のズレで大きく熱ノイズが発生して
 いるようなので、再度ダークを作り直しました。
 まだ、完全ではありませんが、改善はしたように思います。