実に13日ぶりの更新です。
今月の新月期はほぼ、全滅に近い状況でした。本来、天候の安定する冬の太平洋側ですが
先週/先々週は、曇天の続く寒い日々が続きました…

ずっと試そうと思っていた、ED80Sf用のWOレデューサⅡを昨日、ようやく試すことができました。
結果は、評判どおりED80Sfとは、とてもよくマッチングします。
周辺まで目立ったような収差はありません。

中心と周辺での球面収差によるピント位置のズレもありません(私の目によるものですが…でも
±20μmには入っていると思います)

早速、いろいろ試そうと思ったのですが、昨日はちょっとミスもあって、現地に到着するのが
0時前になってしまいました。

また、夜露が酷く、ガイド鏡が結露して途中でガイドが厳しくなってしまいました。
さらに、オートガイドもはじめ絶好調だったのですが、途中で、ケーブルが絡んでいることに気付かず
赤緯軸にテンションがかかり、調子が悪くなってしまいました。
絡んだケーブルは解いたのですが、その後も不調です。

今日もう一度、分解して調整しようと思います。

そんな訳で、たくさん撮影しようという意気込みとは裏腹に、あまり多くのターゲットを撮影できませんでした。

第一弾は、しし座のトリオ銀河です。
前回、調布でBORG60EDで撮影したのですが、もう少し大きく拡大したかったのでED80Sfにて撮影しました。予定では、10分露出で4枚以上撮影するつもりでしたが、ケーブル絡みのお陰で2枚+5分露出の変則3枚のコンポジットです。
イメージ 1

ED80Sf+WOレデューサⅡ(焦点距離480mm/F6)+EOS kX2(SEO-SP2E)+LPS-P2
ISO800,SS10分×2、SS5分をSI6にて加算コンポジット、ダーク減算(フラット補正無し)

トリオの撮影には、480mmの焦点距離はちょうど良さそうです。3×3でビニングしてますが、ピクセル等倍でも収差は目立たないように思います。
いずれ細かく検証しています。
撮影風景は↓。火星がバックに入っています。
イメージ 2

WOのレデューサとピントゲージの感じは↓のような感じで、ドローチューブの送り出し量は60mmほどです。
イメージ 3

WOのレデューサはとても良いです。カメラ回転機構も内蔵しているのですが、とてもスムーズです。
質感も良いです。

ED80Sfとの組合せで考えれば、とてもコストパフォーマンスが高い写真鏡になると思いました。