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木星は巨大な惑星ですが、自転周期は10時間弱です。

そのため、わずかな時間の観測でも本体の模様はどんどん変ります。

木星には、大赤斑という非常に特徴的な模様があり、シーズン毎に模様が変化するので

今シーズンも観測したいという気持ちはずっとあったのですが、これまでうまくタイミングが

あわず、見ることができませんでした。27日は4時半ごろ大赤斑が正中(木星の真ん中にくる)

予定だったので、明け方ギリギリに木星を見れば、観測できると思って2時半ごろ準備を始め、

3時過ぎから撮影を開始しました。観測開始時は、確認できるか不安でしたが(というもの、

正中するときは夜が明けているため、夜明け前、大赤斑が見れても端の方のため)、最後の頃

薄明の中での撮影では、ビデオのモニターにそれらしき模様がぼんやりと見え、少々安心しました。

結果的には、比較的シーイングも良く、3時20分ごろから11分おき位に大赤斑が移動する様子が

撮影できました。

データ
光学系:鏡筒ED80Sf+アイピースLV4mm+ビデオIXY-DV2コリメート光学8倍ZOOM

    架台 ⇒GPD+SBS/恒星時駆動

処理 :それぞれ約4500フレームをRegiStax4にて処理、約3500フレームスタック/明瞭化

        フォトショップElementsにてレベル補正/彩度補正/切抜き

        時刻:6/27 3:21~3:54(JUST)