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ニューポラリス改造は、ほぼ完結したのでまとめです。
まず、もともとのセットは、29年前に購入したニューポラリス赤道儀/R-100S
(口径φ100mm焦点距離600mmニュートン式反射望遠鏡)のセットでした。
レストアし観望できるレベルにはなったのですが、

仝?愀呂高倍率に耐えられない 鏡筒や三脚が分離できず可搬性が悪い

という、都会のベランダで観測するには不向きな状態でした。これは、都会では惑星中心の観測になり、どうしても150~200倍くらいの倍率が必要ですし、狭い部屋の中から機材を移動させるには、分解しておくことが必要だったからです。

そこで、光学系はコンパクトで高倍率まで観望可能な、EDアポクロマート屈折鏡筒を思い切って購入しました。

可搬性の改善では、メインは鏡筒と架台の分離で、これはVixenのサポートセンターにとてもお世話になり、同社のプレートホルダSXをアルミ角柱(DIY購入)に穴加工をしてボルト/ナットで固定しました。

細かいところは、三脚をAL-130(折りたたみが容易)、GP用ウエイト軸(取り外しが容易)の換装など、
もともとの仕様から、大きく取り回しが楽になっています。

また、剛性不足を補うため、ガイドを手動から自動に切り替えました。(手動では、手ぶれが避けられない)このため、MT-1WT(GP用)を板金で取付金具を自作し(これもVixenのサポートセンターにお世話になっています)、さらに、φ6mmの赤道儀側軸とφ5のモーター側軸を直結させる部品を、アルミで自作しました。

極軸望遠鏡が、もともとついていたので、極軸をきちんとあわせれば2~3分の200mm望遠レンズ撮影にも耐えられます。また、惑星のコリメート撮影では、2~3分も視野の中に入れば十分なので、合成焦点距離6000mm超でも十分実用に耐えます。ベランダでの撮影は極軸あわせが高度計(100円ショップで購入)と方位(太陽の南中から測定)でアバウトに合わせていますが、大体は上手くいきます。

以前掲載の、木星の写真やオリオン座星雲は、この組合せで撮影しいます。