2020年09月

一等星の恋

私の近しい人から星をテーマにした小生が10月6日に発売されます。
内容の星見や天文に関わる点に助言をしている作品で少なからず、関わりがあるのですが、
出版にあたり、宇宙飛行士の山崎直子さんが書評を書いてくださっています。
20200929blog
書評の内容が、天文好きならではで、全て共感できるところばかりで、もともと
山崎直子さんのファンでしたが、ますます好きになってしまいました。
アイソン彗星をモチーフにした小説や、ハヤブサなど星好きには楽しい小説です。
ファーストライトからインスパイアされたラストライトは、いろいろ考える作品です。
ああ~遠征に行きたくなっちゃうな~~そんな小説にです。

ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布

光害地シリーズの一連最後です。
既に雨っぽい天気になっていますので、撮影はしばらく滞るかもしれません。
ま、こればかりは自然任せですし、こちらも仕事もあるのでのんびり構えることにします。
M16,M17,NGC7293らせん状星雲を行きます。
M16R05圧縮
M16:撮影時刻:2020-08-20 20:59 総露出45分
M17R06圧縮
M17:撮影時刻:2020-08-20 20:03 総露出40分
らせん状星雲R02ビニング_sdR02
NGC7293らせん状星雲:影時刻 2020-08-20 22:23 総露出70分

赤道儀:EQ6-R、光学系ε-130d、カメラ:ASI294Pro
フィルタ:ZWO Ir/UVCutフィルタ+サイロトンQBF
ガイド鏡:D60mm L300mm、ガイドカメラ:QHY5L-Ⅱ
条件:冷却温度:-5℃,Gain:120(M17 のみGain180)
撮影:ステラショット2により導入・撮影、PHD2によりオートガイド
 画像処理:ステライメージ7(ダーク減算+フラット補正あり)、FlatAidePro、PSEにて仕上げ

この2日間での自宅撮影は以上の結果です。ベランダからの画角やあまり暗い天体は厳しそうで
対象は限られるものの、これまでよりは確実に楽しめそうです。
ノイズ(とりわけ縦じまノイズ)が改善したことは大きな効果があります。
Flat補正を丹念に行えばもっと良くなる感触もあります。
コロナが落ち着けば、遠征にも活用できそうです。
画角もAPSの一回り小さい程度で違和感もありません。
なかなか良い買い物だったかもしれません。


ASI294PROによるM20パンジー星雲@調布

例によって、撮影を始めると色々な対象を撮影したくなる性質で、
M8干潟星雲撮影の後は、M20パンジー星雲です。
M20_ASI_Chofu02圧縮_FAIDR02
撮影時刻:2020-08-21 20:56 場所:東京都調布市自宅ベランダ 
赤道儀:EQ6-R、光学系ε-130d、カメラ:ASI294Pro
フィルタ:ZWO Ir/UVCutフィルタ+サイロトンQBF
ガイド鏡:D60mm L300mm、ガイドカメラ:QHY5L-Ⅱ
条件:冷却温度:-5℃,Gain:120,露出300sec×14 総露出70min
撮影:ステラショット2により導入・撮影、PHD2によりオートガイド
 画像処理:ステライメージ7(ダーク減算+フラット補正あり)、FlatAidePro、PSEにて仕上げ

M20は少しバックグラウンドのムラが強いようなので、FlatAideでシェーディング補正をかけました。
相変わらずびんたんさんのソフトは凄い・・・。天文ファンの心を鷲掴みですね。
行き過ぎず、足りなくなく丁度良いです。しかも、考え方がシンプルで分かりやすい。
飾り過ぎず、自分の表現しやすい画像補正ができます。

ASI294PROを使っていて、EOS60Dより良い点がわかりました。
●縦じまノイズがない点
です。補正しきれないバックグラウンドのムラはまだしも、縦じまノイズはとても
モチベーションが下がります。縦じまノイズが改善したのはそれだけでもASI294PROを
導入した意義があります。
縦じまのにノイズはやはり熱ノイズに起因したものだったのでしょうか。
光害地の撮影でなければ、まったく気にならないのですが・・・。

次回は、M16、M17の2つを掲載したいと思います。

ASI294PROによるM8干潟星雲@調布

前回に引き続き、コロナ渦自宅撮影の撮影結果です。
これまでもEOS60D+QBFで撮影したこともあるM8干潟星雲です。
バックグランドのムラが大きく納得のできる撮影ができませんでした。
光害地の撮影、とりわけ、自宅前は数年前から街灯が増えてしまい条件は
悪くなってしまい、モチベーションがますます下がっていたのですが、
巷では、もっと光害がひどい場所でも綺麗な写真を撮られている方もいる訳で
何とか改善したいと思っていました。できるだけノイズを減らし、
視野角も若干絞ることのできる冷却カラーCMOSカメラであるASI294PROなら
期待できると思い、導入を決意しました。
ただ、やはりデジタル一眼レフに比べれば、撮影するだけでハードルがかなり
高く苦労しました。苦労した点を備忘録にまとめておきます。
1)キャプチャソフト
SharpCapやステラショット2などDEEP SKY OBJECT用に適したソフトはあります。
ステラショット2は既に活用していたので、まずはそちらを試しますが、1台目のPC
ではうまく動作せず(現状も原因不明/アストロアーツさんのサポセンに相談中)、
SharpCapも使いました。こちらは直ぐに良好な結果が得られましたが、やはり、
ステラショット2の導入補正は非常に魅力的で、もう一台のPCで試し、本撮影は
ステラショット2を使っています。
SharpCapは、細かく設定ができるのですが、その分、理解するのが大変です。
日本語マニュアルもあるのですが、知識が足りず理解できないところもあります。
特に色空間が解りませんでしたが、RAW16を選べば良いようです。
2)ホワイトバランス
ASI294PROのRAW16出力は、SharpCapで設定したホワイトバランスがステラショット2
でも残ってしまうようです。そもそもRAW出力なのでホワイトバランスは関係ないようにも
思うのですが、実際には依存してしまうようです。
設定されたホワイトバランスの違いにより、ステライメージでのベイヤー➡RGB変換時の
ホワイトバランス プレビュー画面です。調整量をあえてRGBすべて『1』ににして、
まずは前日撮影した状態(SharpCapでかなりBが強い状態)でのプレビューが下記です。

blog用データ02_1
続いて、SharpCap側でホワイトバランス調整後(といっても完全ではないですが)
の同じくプレビュー画面です。

blog用データ03_1
鏡筒はSE200Nに変えていますが、カメラは同じASI294PROです。
昨日の設定で、ダークフレーム・フラットフレームは作成したので
今回は大丈夫でしたが、次回以降、ASI294PRO側のホワイトバランスも
固定した方が良さそうです。
ちなみにステラショット2ではASI294PRO側のホワイトバランスの
設定項目は見当たりません(もしあるようならどなたか教えてください)

前置きが長くなりましたが、M8干潟星雲です。

M8_ASI_Chofu_02
撮影時刻:2020-08-21 19:41 場所:東京都調布市自宅ベランダ 
赤道儀:EQ6-R、光学系ε-130d、カメラ:ASI294Pro
フィルタ:ZWO Ir/UVCutフィルタ+サイロトンQBF
ガイド鏡:D60mm L300mm、ガイドカメラ:QHY5L-Ⅱ
条件:冷却温度:-5℃,Gain:120,露出300sec×12 総露出60min
撮影:ステラショット2により導入・撮影、PHD2によりオートガイド
 画像処理:ステライメージ7(ダーク減算+フラット補正あり)、PSEにて仕上げ

個人的には良い感触を得ました。強調処理後もあまりバックグランドがムラに
ならない(と言っても富士山麓やしらびそとは比べ物になりませんが)感触です。
ガイドも概ね安定しています。EQ6-Rは流石に中型赤道儀だけあって、かなり
安定しています。しっかりしてますね。

次回、M20他、他の対象を掲載します。

ASI294PRO導入!自宅で撮影コロナ渦対応!

ブログを移設してまだまだ慣れず・・・
かつ元々、更新周期が遅いので、滞っております。
そんな中で、世の中いつの間にかコロナ渦に突入してしまい遠征も憚れる時代に・・・

皆さん影響はあったかと思いますが、私も大きく生活が変わってしまいました。
それでも星見はやめられません。天文はつくづく好きなんだと思います。

遠征ができないと思った時に、最初に思ったのは光害フィルター、特にすでに購入していた
サイトロンのQuadBandFillterです。ただ、EOS60D改との組合せではバックグランドの
ムラがどうしても納得がいかず、モチベーションが上がりませんでした。

あまり根拠はありませんが、ノイズレベルを下げる、フラットに有利になる工夫 と考えると
冷却カメラ、画角が小さめというところで、ASI294PROが候補に挙がりました。

コストもぎりぎり購入できる範囲・・・という事で思い切って導入です。
いや~Yahooブログが閉鎖で情報が得にくくなってしまい、非常に苦労しました。

ASI294PROのキャプチャソフトで定評のあるSharpCapのマニュアルも英語直訳で非常に丁寧で、
ありがたいのですがニュアンスが伝わらず、どの設定が正しいのか判断ができず。
ステラショット2もなかなかうまく動作せず、道は長いな~と感じました。
まずは、機材はこんな感じです。東京都調布市の自宅ベランダから。

撮影風景1
赤道儀:EQ6-R、光学系ε-130d、カメラ:ASI294Pro
フィルタ:ZWO Ir/UVCutフィルタ+サイロトンQBF
ガイド鏡:D60mm L300mm、ガイドカメラ:QHY5L-Ⅱ

撮影風景2
夜になるとこんな感じです。

次回、撮影結果を掲載します。その前に撮影に使った、ステラショット2の
注意点。撮影の保存形式でFits+Jpg形式でRAW16データが保存できるのですが、
この際の、ホワイトバランスが直前のSharpCapの設定がそのまま、残ってしまいます。
そもそもRAWなのでホワイトバランスは関係無いと思っていたのですが、
明らかに依存してるようです。※どなたか指南いただけると嬉しいです。
ちなみにステラショット2のASI294PROのコントロール画面ではホワイトバランス
がいじれません。Jpgは原理的にホワイトバランスがいじれるのだから、
そもそもコントロールできても良いように思いますが、調整メニューがわかりませんでした。

次回、結果を掲載します。

ギャラリー
  • 一等星の恋
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
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