2019年02月

光害地のベランダ撮影

サイトロン Quad BPフィルタ
私の自宅は光害地。諸般の都合で現在地に住んでいますが天体撮影という意味では条件は決して良いとは言えません。通勤路線に三鷹のJAXAを通過したり、近くには三鷹天文台もある星が見えそうな環境ですが、それは明治か大正のお話し。平成も終わろうという今、3等星が見えれば良いかな、という光害地です。ベランダでは、惑星撮影がメインではありますが、星団・星雲撮影は、経験値を上げることが重要です。遠征はぶっつけ本番で、天候によっては、撮影時間は限られます。できるだけ、短時間に効率良く撮影したいのが本望です。
そのためには、ベランダで練習を重ねたいところですが、光害地では真っ白な写真を量産するだけで、モチベーションが上がりません。
できるだけ、良い写真が撮りたいと思い、ついついポチってしまいました・・・サイトロン Quad BPフィルタ・・・
それ以前のLPS-P2に比べて、改善しています(と、思います。)が、厳しいのは変わらないです。満月期にある程度撮影できるのは、朗報だと思います。
まずは馬頭星雲です。
イメージ 1
2019年2月17日20日20:19(JST)~
①GPD(AGS-1S駆動)+ED80Sf+EOS60D(SEO-SP4)+QuadBandFilter
撮影条件ISO400/SS300SecX8コマ 総露出40分
撮影時使用ソフト,ステラショット,PHD2
画像処理ソフトRAP2(ダーク/フラット補正)+PSE15+SI7
露出が足りないのは否めないのですが、まずは写ることは分かったという、状況です。次もメジャーな天体です↓
イメージ 2
2019年2月17日20日20:52(JST)~
もうちょっと露出を稼げば、良かったとは思います。縦縞入っちゃうし・・・
次の遠征を期待して頑張りましょう・・・

AGS-1S+ステラショット

ベランダ実験は続きます
前回、うまく行かなかった導入は問題可決です!
分かってしまえば、当然なのですがE-ZEUSなどの汎用GOTO赤道儀をきちんと理解していないことが原因です・・・
即ちウォームホイールのギア数は赤道儀ごとにまちまちでありその部分は、設定でユーザーがしっかりと管理しなければならない。
という事だと理解しました。これが大手メーカー製品であれば、Driverにデフォルト組み込めば良いのでしょうが同じE-ZEUSのAGS-1Sだけでも、EM200用もあればGPDもあるとなるとおのずとユーザーの設定が必要になるのだと思います。
とまぁ、ここまではボヤキです。具体的な手順は、
1)ステラショットを立上げ、望遠鏡を『ASCOM』を選択します。※Driverなどのインストールは事前にステラショットのE-ZEUNSのセットアップを行ってくださいね↓
ここで立ち上げたと時に、設定が重要です。※設定を行わず立上げると後で設定しても上手くいかないこともあるので立上げ時の設定をお勧めします。
イメージ 1
ここでPropertiesを押します。ウィンドウの後ろに隠れることもありますが、↓がポップアップします。
イメージ 2
さらにOption設定をクリックして下記を設定
イメージ 3
AGSシリーズを選択してOKします。
E-ZEUS設定をクリックして
イメージ 4
周回パルス数を赤経・赤緯ともに『3456000』入力します。『E-ZEUSから読込』ボタンを押しても読込めると思います。ポート番号も適切なCOMポートを選択してください。
当初、この数字が入らず導入がうまく行きませんでした。
この後は、導入もステラショット問題なしで、一番重要な『導入補正』も順調でした。
オートガイドは、うまく行かずやはりPHD2を使用することにしました。
イメージ 5
ガイド精度は、LodeStar+300㎜ガイド鏡で±1pix弱なのでまぁまぁという所です。
ED80Sf+レデューサでf=480㎜でスピンドル銀河を撮影しました。中央拡大、トリミングです。
イメージ 6
星像は丸いです。
とりあえずAGS-1S+ステラショットは動作に問題はなさそうです。

次回は遠征にいきたいものです。

信州上田市より

3連休は温泉に出掛けてきました
AGS-1Sの実験は天候その他に阻まれて、なかなか進まないのですが
PHD2にドリフトアライメントで極軸だけは合わせたきり、先に進んでいません。
イメージ 1
どうも自動導入がうまく行きません。動作は、すれども目的の天体に導入出来ません。困った。ま、最初からうまく行かないのは、世の常なので、いろいろ試してみようと思います。ASCOMのPC上のコントローラからはうまく駆動できるのだけれど・・・
3連休は、信州の温泉に家族で出かけてきました。機材はスナップ用のEOS M2だ毛ですが、夜半に晴れ間が見えたので、周囲のアリのもので固定撮影です。
三脚もレリーズも無しの超お手軽撮影です。これでも写るんだだから大したもんです。
イメージ 2
西に沈む『冬の大三角』です。
キットレンズ15㎜/F3.5解放、SS10sec。宿のベランダより。

晴れれば、AGS-1S+ASCOM+ステラショットの実験をしたいと思います。
ギャラリー
  • 一等星の恋
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