今年のG.W.は満月期で
月の明かりが無ければ遠征をしたいとところではありますが、残念ながら月が明るい期間のG.W.ということで惑星を自宅ベランダから観望することにしました。

これまで惑星撮影用には長らく、CANON IXY DVを使用してきましたがやはり可動部を持つDVカメラは寿命が来たようで、使用不能になりました。

DVカメラでは珍しいプログレッシブスキャンということで、なかなか良いカメラだったので、後継のビデオカメラになかなか満足の行くものがありませんでした。
デジタル一眼レフのEOS 60Dの動画撮影のクロップモードも、画質は良いものの、やはりmov形式の画像圧縮や640×480画素という解像度が粗くなるなど弊害もありコスパの良い、カラーCMOSのASI290MC(ZWO社)を購入することにしました。

キャプチャーソフトのFireCaptureとの使い勝手は今一、理解できないところはありまが、画素数の多いAVI形式で、動画形式変換せずにRegiStax6に読み込めるなど、メリットは多いです。
まずは、観望好機の木星から。
イメージ 1
光学系:SE200N CR+PL10mm+ASI290MC
架台 :EQ-6R 恒星時駆動
条件 :2018/04/29 01:08:06JST 308秒撮影よりFireCapture/RegStax6にて⇒250フレームスタック,明瞭化
PSE9にて明るさ他調整

翌日は、木星・土星・火星とターゲットに撮影に挑みます。シーイングは昨日よりも悪く、かなり

フィニャフニャな様子。風も強かったのでしょうがないところです。時系列に追って、まずは木星です


イメージ 2

機材上記同、

条件 :2018/04/29 21:47:07JST 62秒撮影よりFireCapture1000フレームキャプチャ/RegStax6にて⇒250フレームスタック,明瞭化


次は土星です。久しぶりの撮影になりますが、観測が楽しい対象です。
イメージ 3
機材上記同、条件 :2018/04/30 02:37:52JST 43秒撮影よりFireCapture1000フレームキャプチャ/RegStax6にて⇒250フレームスタック,明瞭化

最後は、火星です。これから7/31の大接近に向けて、観望を続けていきたいと思います。
イメージ 4

機材上記同、条件 :2018/04/30 02:47JST 13秒撮影よりFireCaptureにて1000フレームキャプチャ/RegStax6にて⇒250フレームスタック,明瞭化


惑星撮影は、シーイングに大きく左右されるので根気が必要です。

楽しみながら続けていきたいと思います。