2012年05月

2012金環食@東京

既に1週間近く過ぎてしまいましたが・・・
金環食リザルトです
 
●ED80Sf+PL25+CX370V で、HD動画撮影
●BORG60ED+EOS kX2 で、スチール
●EF24mm+EOS kDX で、全景
 
と、3台体制で臨んだ金環食ですが、結果的にはHD動画撮影がかろうじて撮影できた程度でスチールは、
メロメロでした。
 
雲が多い予報当日ですが、家族にも日食を見せたかったし、そのあと子供達の学校が休み(運動会の振替)
だったので遊園地に行く約束だったので、遠征は避けて自宅近くで撮影しました。
 
自宅のある調布市は予報より好転したものの、やはり雲は多く事前に用意していたフィルターでは
想定していたシャッタースピードではまるで写らず、試行錯誤を当日行いましたがスチールは満足に撮影結果
が残せませんでした。
 
残る動画も目的は、ベイリービーズの撮影予定でしたが、ちょうどその前後に雲がかかり目的達成ならず。
辛うじて、HD動画より切り出した静止画で日食の記録が出来た程度です。
 
しかも、カメラのフォーカスも日食返し前に雲が多く、十分合わせられなかったためオートフォーカスで臨みました。
このため、雲がかかり完全に太陽が隠れると再び太陽が現れたときにフォーカスの迷いが起こり見苦しくなって
います。公開するものお恥ずかしいのですが、記録ということで掲載します。なお、速度は6倍にしています。
PL25mmとCX370Vを使ったコリメートは結果的にうまく行きました。3~4程度の光学ZOOMで上のサイズです。
合成焦点距離は150~250mmぐらいでED80Sfの600mmのレデューサ的な使い方になっています。
画像素子のサイズが小さいので結構な大きさで撮影出来ました。
 
HD動画で記録したものをスチールに切り出したのが↓の写真です。
イメージ 1
雲に阻まれ明るさもまちまちです。
 
次は金星月面通過、そして8月は金星食、と盛りだくさんな年です・・・

R200SSとED80Sfで土星撮り比べ

土星は難しい・・・
木星は撮影して楽しい惑星、土星は撮影が難しい惑星――。そんな印象があります。
天文再開の時、カッシーニが見たくて笠井さんに相談したことが思い出されます。
 
大きいけど暗い惑星、しかも輪を持つ不思議な天体。サタンの名を持つのが納得できてしまう惑星ですね。
撮影でも同じことで、とにかく難しい。
惑星なのでシーイングはもとより、光度が暗いので透明度も重要です。
鏡筒にしても集光力も、コントラストも、解像度もほしい・・・200mmクラスのアポ屈折でもあれば言うこと無しですが
天文台じゃありませんからね・・・
 
しがないリーマン天文ファンには、さてさてどこまで撮影できるか・・・まだまだ手探りです。
 
前回のR200SSの画像はあまりに酷くて、”そんなにシーイングが悪かった???”と勝手に自然のせいにしていましたが、同日撮影の皆さまの画像を拝見して、”なんか違う・・・”と疑問が・・・腕が無いのは仕方が無いのですが、
同じ実力の撮影者でも、最良の機材を選ばなくては!と、思い少し調べてみました。
 
さて、R200SSは光軸はまずまず合っているようです。恒星像で確認しましたが、焦点外像も内像もそれほど酷くない用です。他は・・・スパイダーや斜鏡の大きさは影響はあるでしょうが、それは同じR200SSと比較すると普通はもっと良いように思います。あとは斜鏡の周辺の鍍金が傷んではいますが…果たしてそれが原因がどうか・・・
メンテナンスにはお金も掛かるし、場合によっては新調した方が安くなる場合もありますから、まずは、実力を調べねば…
 
そこで、5/9に恒星像を確認した後、R200SSとED80Sfで同じ、アイピース、同じビデオでコリメート撮影して比較してみました。で、まず大口径のR200SSでは、
イメージ 1
日時 :2012/05/10 21:52:09(JST)
光学系:R200SS+LV4+IXY-DV2(光学8倍ズーム、ローライト プログレッシブモード)
架台 :GPD+AGS-1s+恒星時駆動
条件 :RegiStax6にて5598フレームを処理800フレームスタック&明瞭化、PSE9にて明るさ調整/切抜き
 
では、ED80Sfはどうかというと
イメージ 2
日時 :2012/05/10 21:30:48(JST)
光学系:ED80Sf+LV4+IXY-DV2(光学7倍ズーム、ローライト プログレッシブモード)
架台 :GPD+AGS-1s+恒星時駆動
条件 :RegiStax6にて5471フレームを処理800フレームスタック&明瞭化、PSE9にて明るさ調整/切抜き
 
撮影者は同じですし、どちらもゲージを使ってピントは追い込み、複数ピント位置で撮影しています。
上の結果を見る限り、カッシーニはED80Sfで確認でき、R200SSでは確認できません。
明らかにED80Sfの方が有利なようです。
 
う~ん、コレは問題です。基本的に土星撮影の作戦を変更せねば・・・
 

R200SSで土星とスーパームーン

更新が月1ペースになっちゃてます・・・皆さまへご訪問も滞りすみません・・・
 
4月の新月期も遠征に出れず、星見のフラストレーションはたまる一方なのですがー、
焦らず地道にやってゆきたいと思っています。
 
金環食への準備は進めていて、当日は
●ED80Sf+PL25+CX370V で、HD動画撮影
●BORG60ED+EOS kX2 で、スチール
●EF24mm+EOS kDX で、全景
にて撮影しようと思ってます。例によって追加機材なし!ありもの勝負です。後は天候次第ですが、本日も
”スーパーセル”なんて言葉がニュースになるようでは果たして21日は晴れるものやら・・・
綺麗な金環食が見たいものです。
 
前置きが長くなりましたが、昨晩は土星をR200SSで撮影しました。また、スーパームーンということで月も撮影しました。まず、土星↓
イメージ 1
日時 :2012/05/05 22:37(JST)
光学系:R200SS+LV4+IXY-DV2(光学8倍ズーム、ローライト プログレッシブモード)
架台 :GPD+AGS-1s+恒星時駆動
条件 :RegiStax6にて5523フレームを処理1000フレームスタック&明瞭化、PSE9にて明るさ調整/切抜き
 
目視では良い感じだったのですが、どうも輪郭が2重になってしまいあまり強くウェブレット処理をかけられませんでした。また、Regi4では細かい調整が効かずRegi6を使用しました。やっとRegi6に慣れたような(遅!)
 
もうちょっと惑星に強い鏡筒も欲しいところですが、意に反して、我が家の模様替えで私の部屋は消滅!
機材は、長女の部屋(かつての私の部屋)、廊下、次女の部屋に分散保管。これ以上の機材を増やすのは無理かなぁ~。
 
この日は、スーパームーンということで大きな月もR200SSで撮影しました。
イメージ 2
ほぼ満月なので、あまり面白みがありません…R200SS+EOS kX2+コマコレ3で直焦点撮影です。
 
おまけで、今日のお天気雨の虹です。
イメージ 3
自宅ベランダから撮影。
 
さて、明日から仕事です。連休は遠出はしなかったのですが、やはり休みボケはあるでしょう…
仕事モードにならないといけないなぁ~
 
ギャラリー
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