2010年07月

7月18日富士山麓遠征③ラスト

熱ノイズの原因わかりました!
7月18日遠征の最後です。
季節は秋になります。秋といえば、アンドロメダ大星雲M31やさんかく座のM33、ちょうこくし座のNGC253など、
大型銀河の季節です。
 
特にM31、M33は私たちが暮らしている天の川銀河と同じローカルグループの銀河群で、言わばお隣さん
銀河です。
 
中でもM31は肉眼でも光芒が確認できる素晴しい大きさ明るさを持った銀河です。
今回は、そのM31とM33を撮影しました。
 
さて、有名な銀河ですが撮影するとどちらもなかなか難しい被写体で、あまりうまく撮影できたことがありません。今回も、M33を画像処理していると変な感じ…とてもノイズが酷いのです。
やはり夏場なので、仕方ないのか・・・と、思いましたが4枚のコンポジット前の写真をピクセル等倍で、
じ~っと見ていると、どうも同じ位置に赤い斑点があります。
ああ~!!と、きずきました。ダーク減算がうまく行っていません。
 
私のダーク画像は、自宅冷蔵庫でいつも作ります。現地の温度を覚えておいて、同じ温度なった時点で
ダーク撮影を冷蔵庫内で開始します。
当然、温度誤差は3℃程度はあると思いますが、低温時はもともとノイズが少ない上、多少の温度変化では
あまりノイズ量も変りません。なので、温度がアバウトでもほとんど変化が無いのですが、さすがに夏場は、
もともとのノイズも強く、温度によって大きく程度が変化するのである程度、正確に温度を合わせ無ければ
なりません。
 
きちんと合わせ込んだダーク画像を使うと~おお~なかなか良い感じです。
当たり前ですが、ダーク減算で消せるノイズはコンポジットでは低減できません。
ですから、出来るだけダークは実際と同じ温度の方が良いことを痛感しました。
ちなみに、2℃刻み12~20℃までのダークファイルを作りました。
さんかく座の銀河M33
イメージ 2
BORG60ED+レデューサDGx0.85+EOS X2(SEO-SP2E)
GPD+AGS-1s+ガイドウォーク (オートガイド、ガイド鏡D80mmL400mm)
ISO800 SS10分×4 総露出40分
SI6で画像処理
 
中央部を拡大してみます。
 
イメージ 3
つづいて、
M31アンドロメダ大星雲
イメージ 1
光学系は同じで、
ISO800 SS10分×2  総露出20分
です。少し色調が変ですが、これは2枚目撮影時に薄明が始まっていて、青空に浮かぶM31になったものを
無理やりコンポジットしたせいだと思います。
 
次回は、M31をED80SfでM33をR200SSで、BORG60EDは、ハート型の可愛い星雲を写してみたいな~
 
お返事コメントが遅れております。スミマセン!!

7月18日富士山麓遠征②

先日の遠征の画像処理を進めております。
改めて撮影した画像を見ると、熱ノイズの凄さに悲しくなります。
特に網状星雲などの非常に淡い天体は厳しいです。露出を長くしても限界を感じます・・・

冷却CCDや冷却カメラがしくなるところですが、購入はまだまだ高値なので私的には自作したい気持ちです。
気長にトライしていきたいと思います。

さて、その網状星雲です。
前回、藤野で5分の露出一枚でしたが、今回はSS10分×5枚です。
やはり熱ノイズがすごいです。いろいろ画像処理で工夫をしてみましたが難しいですね。
しかし、広がりがあるのは(笑)分かりましたので、いずれは淡い部分も抽出していきたいと思ってます。
イメージ 2
BORG60ED+レデューサDGx0.85+EOS X2(SEO-SP2E)
GPD+AGS-1s+ガイドウォーク (オートガイド、ガイド鏡D80mmL400mm)
ISO800 SS10分×5 総露出50分
SI6で画像処理


次は、スタークラウドです。メシエ番号(M24)ついていますが恒星の集まりです。
鹿の横顔に見えることから『バンビの横顔』と呼ばれたりもします。
首の辺りにIC1283と呼ばれる淡い散光星雲があり『バンビの首飾り』
と呼ばれています。
イメージ 1

ISO800 SS10分×2  総露出20分
広角で天の川を撮影しても、このアタリは他の天の川に比べて白っぽく写ります。
メシエがカタログに記載した気持ちは良く分かります。

いずれも熱ノイズが強いのでスムージングしていてソフトフォーカスっぽい絵になってしまってます。
これは、来年の宿題っということで。
 
※網状星雲の画像を差し替えました。私はダーク画像を家の冷蔵庫などを利用して作るのですが、
 15~20℃近辺では熱ノイズの温度依存性が激しく、2~3℃のズレで大きく熱ノイズが発生して
 いるようなので、再度ダークを作り直しました。
 まだ、完全ではありませんが、改善はしたように思います。

7月18日富士山麓遠征①

梅雨明け10日は天気が良い!
とは、よく言ったものです。あんなに曇天だったのがウソのような天気ですね。
 
やっと星見ができる季節が戻ってきました!嬉しいですね~~!
16日は待ちきれずに藤野にゲリラ遠征しましたが、昨日、18日はシュミットさんや
とりぷるあいさんから富士山麓出撃の情報メールが!!
 
私も遠征したいとは思っていましたし、富士山麓は一人で遠征すると寂しいので
お二人がいてくださるのはとても心強いのです。
 
例によって、22時過ぎに調布を出発したので、23時半ごろに到着しましたが、
素晴しい星空が広がっていました。
 
富士山には登山する方々の光の帯が出来ています↓
イメージ 1
みなさん、山頂での日の出を観に行くのでしょうか?
頂上からは星空も良く見えるのかな?
 
しかし、私の眼前には天の川が広がっています。物思いに耽るまもなく、準備の開始です。
今回は、
宿題の<網状星雲>⇒<スタークラウド>⇒<M16&M17>⇒<M33>⇒<アンドロメダ大星雲>
というメニューです。
 
なかなか画像処理が終わらないので、まずは、2枚コンポジットの<M16&M17>です。
前回は、1枚の構図に入らなかったのですが、今回は納まりました↓
イメージ 2
BORG60ED+レデューサDGx0.85+EOS X2(SEO-SP2E)
GPD+AGS-1s+ガイドウォーク (オートガイド、ガイド鏡D80mmL400mm)
ISO800 SS10分×2 総露出20分
SI6で画像処理
 
露出時間が短い上、夏場の熱ノイズも強いのであえてバックグランドを暗くしませんでした。
M16の広がりが何とか捉えられたように思います。
左隅に木の陰が少し入ってしまいました。出来るだけ目立たないように若干トリミングしましたが、
実際の星空の暗さではないです。
 
夏場のノイズは厳しいですね。冷やしカメラがほしいです。

夏休み前奏曲

そろそろ梅雨明けでしょうか!
ずっと梅雨空が続き、鉛色の空が続いていました。
すっかり青空の色を忘れてしまいましたが、ここ2~3日雲の向こうに夏の青い空
が見え始めました。
 
関東地方は時期、梅雨明けといういう感じです。
天文ファンが皆さんそうだったように、私も梅雨明けを待ち焦がれていました。
一昨日、15日も調布は抜けるような星空(とは言っても3等星ぐらいまでしか見えませんが・・・)
が広がっていました。
平日ではありましたが、少しでも空が暗いところへと23時前に藤野に向けて出発しました。
 
藤野はまだ梅雨前線に近いせいか、雲が多めでしたが雲の切れ間からは綺麗な星空が広がっています。
梅雨の間は全く遠征が出来なかったので、部分的に写せるだけでも幸せです。
機材の準備をして、撮影を開始することとしました。
本日の鏡筒は、BORG60EDです。
まずは、M16イーグル星雲、M17オメガ星雲です。この星雲を同一視野に・・・と思いましたが、
結局うまく行きませんでした。
家に帰ってから、もう一度検証したらやはり十分入りそうなので、ちょっと失敗です。
次回は試して見ます。
M16 イーグル星雲
イメージ 1
BORG60ED+レデューサDGx0.85+EOS X2(SEO-SP2E)
GPD+AGS-1s+ガイドウォーク (オートガイド、ガイド鏡D80mmL400mm)
ISO800 SS10分×4 総露出40分
SI6で画像処理
M17 オメガ星雲
 
イメージ 2
撮影はデータはM16 イーグル星雲と同じです。
薄雲があった上、高度も低く、且つ、GPDのDEC側のガイドがイマイチなので次回への
感を取り戻すための練習ということで。
DEC側不調の原因は、ウォームの遊びが大きくなったためと思ったですが、よくよく考えると
キャリブレーション時のDEC側の動き出しはむしろ速い位だったので、遊びではないかも。
少々動きがぎこちない気もしたので、マルチプレートやガイドマウントの固定が甘かったのかな?
次回もう一度チャレンジしてみようと思いました。
 
さて、南天を撮影していると、何時の間にか天頂の白鳥座が綺麗に晴れています。
ぼんやりですが天の川を見えています。
 
ここで、網状星雲を試してみようと思いました。
富士山麓に比べれば光害はかなり多いので躊躇しましたが、試してみようと思いました。
 
しかし、導入してカメラ回転装置でアングルも決めて、撮影開始をすると・・・雲がぁ~~!!
どんどん広がってきて・・・ 40分露出のつもりが、5分弱であきらめました。
NGC6992-5網状星雲(左) NGC6960網状星雲(右)
イメージ 3
露出250秒×1です。網状星雲の南西、北東が同一視野におさまります。
ここは、2010年夏休みの課題としましょう!
今年は、淡い散光星雲や銀河の淡い広がりをテーマにしたいと思います!!

金星としし座のα星レグルス/『光害地で星を撮る』奨励賞

梅雨ってこんなに晴れないものですかね・・・
もう、ひと月弱ほど、まともに星見ができません。
今日も日中は晴れていたので、期待していたのですがダメそうです。
 
天文年鑑2010を見ると、夕方、西の空で金星としし座のα星レグルスが最接近しているようなので、
とりあえず、望遠レンズで固定撮影しました。
イメージ 1
EOS kiss X EF-S55-250mm(250mm)、中央切抜
55mmの縦構図で、風景と共に。
イメージ 2
自宅マンションの最上階から撮影しました。
下は、調布の街並みです。
その後、22時ごろには完全に曇ってしまったようです。星は見えません・・・
 
今日は、荷物が届きました。ややポチリヌス菌に感染したようです。
ネット感染でシュミットさんから感染したのかな(笑)
とは言っても、大きな出費はしていません。
以前、スペースゲイトさんの『光害で星を撮る』の投稿画像で奨励賞を頂きました。
その時の、購入券に少し足して下のようなものをゲットしました。
イメージ 3
ブツは、BORGのカメラ回転装置関連の部品と、広視野のアイピースです。
アイピースは、夏に子供達つながりの数家族で軽井沢にキャンプに行くので、
その時の観望会用です。R200SSで星団星雲めぐりをしようと思っています。
 
カメラ回転装置は、前々から欲しかったものです。
今までBORG60EDはカメラの回転が固定で、構図は出たとこ勝負の超適当にやってました(汗)
イメージ 4
下にアリ溝がこてされています。上のはピントゲージです。
この構造だとカメラが回転できません。
今回は後方の延長筒をカメラ回転装置に変更します。
イメージ 5
回転装置の前後に、延長筒を挟んでいますがこれには理由があります。
実は、光害フィルターのLPS-P2が回転装置#7352の内径と干渉します。
イメージ 6
左のレデューサ#7885の先端にステップリングをかませてM48のLPS-P2を接続していますが、
これが、鏡筒の中に突き出します。これを防ぐために、短い延長筒を間に挟みました。
最終的には、下のような感じ。
イメージ 7
ピントゲージの固定端もヘリコイドとドローチューブを双方またがる様に変更しました。
 
これで構図もきちんと設定できるようになります。アンドロメダ銀河M31やカルフォルニア星雲は
今までどうも構図が悪かったので、次はこれで試して行きたいです~、とは行っても何時のことやら・・・
 

Fly Me to the Moon

久方ぶりの掲載です

薄雲はありますが、久しぶりに星が見れました。
すっかり休業状態だったので、リハビリを兼ねて月と木星を固定撮影です。
イメージ 1
月はまだまだ明るく、薄雲もあるので今日はこれくらいにしようと思います。
 
夏至も過ぎて着実に日が短くなっているのを感じます。
 
7月の新月期、もし晴れれば遠征もしたいな~
ギャラリー
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