2010年04月

星ナビ5月号に掲載されました

星ナビ5月号に投稿写真が掲載されました!
イメージ 1

今回は、1月末の最接近時の火星をED80Sfで撮影したものです。
小口径による火星、という題目で投稿しました。
講評を見ると、小口径であったことが評価を受けたようです。
同じく火星最接近の撮影はお二方が掲載されておりましたが、
非常に精細な画像でした。
他の直焦点撮影や星景写真なども美しく、一緒に掲載していただくことが出来たのは、
幸運だったと思います。

さて、今回は撮影プロセスを少しご紹介します。
まず、私の場合は口径が小さく、家庭用ビデオ(CANON IXY-DV2)での撮影なので
出来るだけフレーム数を稼ぎ、良いフレームを選ぶようにしています。

撮影の生画像は、↓のような具合です。

いつも、1カット150秒程度で4500フレーム前後としていますが、その内の1分程度を
切り出しました。

φ80の口径でのコリメート撮影で、7500mm程度の合成焦点距離になっていますので、
カメラを低照度モードにしていますがご覧の通りかなり暗めです。
4500フレーム程度のカットから質の良い画像を500~1000フレームをフリーソフトの
RegiStax4にて選択してコンポジットと明瞭化処理を強めにかけ、静止画を得ます。
明るさを調整して↓のようになります。
イメージ 2

1カットでは、かなり画像が荒れていますので8カット以上、撮影して静止画を8コマ
得るようにします。

最後に、フォトショップでコンポジットして平滑化します。これは通常の星雲などの
処理と同じです。
こうすると全体が滑らかになり平均化されて本来の模様が浮き立ってきます。
投稿した写真は↓のように1/31と1/26で同様の処理をして画像を得ています。
イメージ 3

最低でも20~30分の撮影時間がかかるので、自転が早く、細かい模様のある木星などには
不向きですが自転の遅い火星や縞模様が主の土星などには効果が高いので、我流ですが
良く使っています。

RegiStax5も導入しているのですが、PCのパワーが乏しく一度にたくさんの処理をすると
時間がかかりすぎるためRegiStax4での処理の方が結果的に効率的なので、今は、
上記のような方法です。

今年は年初に『雑誌掲載!』を目標に掲げて、出し惜しみ無の全力投球で、毎月投稿して
いましたが今回の火星でひとまず、ネタ切れです。

この後は地道に撮影して、遠征結果をブログにアップして行きたいと思います。

10kgの壁

GPDの最大積載加重は、10kgです。
これを越えたらすぐに壊れると言うわけではないでしょうし、
10kg以内なら、オートガイド性能など全てがOKという訳ではありませんが、
ガイドラインとして、あまり越えたくはありません。

R200SSは鏡筒バンドとファインダーを合わせて7.5kgあります。
マルチプレートを使ったガイド鏡の同架方式では、12kg近くなります。
しかも、私のマルチプレートは自作の小型なものなので、R200SSを載せると
ガイド鏡と干渉するため、新たに穴の追加工が必要です。

屈折系を載せる時はマルチプレートを生かしたいし…

そこで、屈折にはマルチプレート、R200SSには親小亀ということを考えました。

ただ、新たにガイドマウントなどを追加するとお金がかかるので、ガイドマウントは共用です。
まず、R200SSに載せてみました。何か変なのがわかりますか?↓
イメージ 1

そうなんです、鏡等側にアリガタをつけ、ガイドマウントにアリ溝をつけています。↓
イメージ 2

これで9.5kg!カメラを着けてギリギリ10kgだと思います。
そして、マルチプレートはというと、
イメージ 3

表にアリ溝(メイン鏡筒用)と、小さなアリガタ(ガイド鏡用)がつきます。
イメージ 4

裏は、SE150Nからの流用の長いアリガタです。左右のバランス用です。

何とかお金をかけずに良い方法を探していたのですが、これなら一番現実的な解かも。
次期新月期はR200SSも出動かな~

30日の土星と、新GOTO赤道儀

3月30日宵は、良く晴れました。
高気圧に覆われているので、シーンイングも良いかと思いましたが、
前回よりは良くなった程度でした。

シーイングの良い土星は、一度見ると病みつきになりますが、1シーズンに
1~3回ぐらいしかお目にかかれません。
φ80mmでカッシーニ溝が見えるのはこの時ぐらい。
また、出会いたいものです。
さて、今回はED80SfとR200SSでトライしました。

しかし、ED80Sfで観望後、R200SSを見るとどうもイマイチ、しゃっきりしません。
「温度順応かな~」とも思いましたが、小1時間、馴染ませているし撮影中も改善していかないし…

撮影後そのまま、レーザーコリメータを使って光軸を調べると~
結構ズレています。R200SSは光軸がズレ易いと聞いていたので『これかー』と思いました。

ちなみに、1週間位前に光軸は確認済みです。(ただし、その後鏡筒を回転させていますが)

ただ、レーザーコリメータがあれば、R200SSの光軸修正はやり易いです。
六角レンチ一本で、斜鏡も主鏡も調整できるのもいい設計ですね。

ホントは、コリメータで調整後、コリメーションアイピースや星像で追い込むべきなのでしょうが、
今日のところは、レーザーコリメータまでにしました。

調整後、200倍で土星を目視観察すると…おお~!!、調整前と全然違います。良く見えます。
こうなるともう一度撮影したくなって、結局、再度撮影しました。結果↓です。
イメージ 1

光学系:上画像ED80Sf+LV4mm+キヤノンIXY DV2(光学5倍ZOOM)コリメート
    中、下画像R200SS+LV4mm+キヤノンIXY DV2(光学8倍ZOOM)コリメート
架台 :GPD+MT-1(1軸駆動)
処理他:上RegiStax4にて4537フレーム処理538フレームスタック&明瞭化 時刻3/3022:58:01(JST)
    中 同 4370フレーム処理220フレームスタック&明瞭化 時刻3/3023:22:35(JST)
    下 同 4632フレーム処理1052フレームスタック&明瞭化 時刻3/31 00:00:59(JST)
最終的に、上画像を拡大して揃え、PSEにて明るさや再度を調整しました。
目視で見た時は、画像以上に光軸調整の効果大きいように感じました。

さて、もう一つトピックス。待ちに待った、新自動導入システムが届きました!↓
イメージ 2

K-AstecさんのAGS-1Sです。
これは、今までのGPDに搭載してGOTO赤道儀化する、平たく言えばちょっとマニアックなSBSと
行ったところです。
何故、SBSから切り替えたかと言えば、やはりオートガイドのDEC側の不安定さがどうしても
納得いかなかったからです。

いろいろとWebで調べた限り、SBSだけでなくDCモーター系のSS2000PCでもDEC不安定の問題は
解決できないようなので、思い切ってAGS-1Sにした訳です。
AGS-1Sは、ステップモーター駆動でオートガイドの精度も定評があります。
私は、MT-1のモーターハウジングを利用する、AGS-1S with MT-1というものにしました。
MT-1のハウジングを使うことで、価格が安くなります。
そんな訳で、先日、MT-1を分解していたのです。

早速、GPDに組み付けました!
イメージ 3

まずは、コントローラボタンで操作をして見ました。おお~!動く~!(当たり前です…)
振動の少なさは、なかなかです。MT-1もそんなに振動は気になりませんでしたが、AGSは振動が
判らないくらい静かです。

さ~!これからPC側の準備もして、オートガイドに向けて準備をして行こうと思います。
ちなみに導入用にはSuperStarⅣというソフトが必要で、これも合わせて購入しました。

また、インプレッションを報告していきたいと思います!
ギャラリー
  • 一等星の恋
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
  • ASI294PROによるM20パンジー星雲@調布
  • ASI294PROによるM8干潟星雲@調布
  • ASI294PROによるM8干潟星雲@調布
  • ASI294PROによるM8干潟星雲@調布
  • ASI294PRO導入!自宅で撮影コロナ渦対応!