2010年04月

光害地シリーズ/初夏編

また、雨空に逆戻りの日々が続いています。

季節柄仕方の無いことなのかも知れませんが、次の新月期が気になります。

今回のGWは、明月期なので機材のメンテナンスをしたいと思っていますが、
後半に仕事が入っていたりと、どうかな~という感じです。

さて、先日の土曜日は土星の撮影のあと、なんとも名残惜しい星空が広がっています。
今から外出するのは、さすがに厳しいのでベランダで直焦点の練習(というか、単なる遊びですね)
をしました。

まずは、アンタレスの横の球状星団M4です。800mmの直焦点だとさすがに大きく写ります。
しかし、光害は酷く、フラット補正も行なわず、SI6の簡易的な周辺減光補正なので変なドーナツ状の
バックグランドの”ムラ”がありますが、仕方が無いですね。
イメージ 1

光学系:R200SS+コマコレ3+LPS-P2+EOS kX2
架台 :GPD+AGS-1s+ガイドウォーク
条件 :ISO400/露出5分×2 総露出10分 SI6、PSEで画像処理。
ガイドは、極軸合わせが不十分なのでDEC方向に伸びちゃいます。でもSBSの半分ぐらいには納まっている
感じです。やはりステップモーターはオープンループのため、素直で俊敏な反応です。
DECの遊びをゼロにはできないので、極軸がずれていたりして絶えずDECを補正しなければならない条件では
DEC方向に星像が伸びますが、これは遠征では解決できる問題だと思っています。

次は、同じく球状星団のM12です。こちらはM4よりも密度が高く、少し視直径が小さい印象です↓。
イメージ 2

※撮影情報はM4と同じです。
球状星団もよく観察するとそれぞれに個性がありますね。

時刻は午前2時過ぎです。だいぶ夏の星座も見えるようになってきました。
そろそろメジャーな夏の星雲が昇ってきます。ベランダのため撮影対象は限られますが、M20三裂星雲は行けそうです。
これもカブリが酷くて、なかなか青い淡い部分が写せませんが、少しは見えるかな???
イメージ 3

※露出が5分×4 総露出20分 で他は同じ条件です。若干、トリミングしています。

コンディションの良い空で撮影したいのは山々ですが、写るだけでも楽しみがあります。
でも、真っ白なバックグランドがカメラモニターに写るとちょっとがっかりしますね。
反対に、富士山麓での撮影時、カメラモニターに漆黒のバックグランドと、
はっきり写った星雲は擬似的な眼視の体験ができます。

近未来には、星団星雲が移せるビデオカメラもホビーユースに普及するでしょうから、いずれリアルタイムで
色鮮やかな星団星雲観測ができるようになるのでしょうね~

そんな機材を持って富士山麓に行くのは楽しいだろな~

4月24日の土星

やっと晴れました・・・
4月24日は、次女と上さんと府中のプラネタリウムを観に行きました。
ホントは、『はやぶさ』を見るつもりでしたが、日祝だけということで
『銀河鉄道の夜』になりました。
帰ってから、長女も含めて家庭内ミニ観望会をしました。

娘二人は、R200SSの土星を気に入ってくれたみたいです。

大口径の望遠鏡はこういうことにもいいですよね。
ちなみに例によって、光軸がズレていたので修正しました。

斜鏡がずれやすいみたい。寒暖の差が激しい、車内に放置したのが
いけないかな?

観望会後は、コリメートで撮影しました。
イメージ 1

光学系:R200SS+コマコレ3+LV-4+CANON IXY-DV2(光学8倍ZOOM)
架台 :GPD+AGS-1s ノータッチ
日時 :2010/04/24 23:03(JST)
条件 :約4500フレームを4カットRegiStax4にて処理、約1400フレーム×4をスタック&明瞭化
    PSEで4コマをコンポジット、切抜、明るさ調整、彩度調整

輪が細くてカッシーニ溝は見えません…シーイングは良さそうで・・・今一歩です。

ヤヤリベンジその2

掲載に時間がかかっております。すみません。
前回の富士山麓育樹記念広場、遠征の続きです。
前回掲載の通り、2時ぐらいまでは晴れたり曇ったりでしたが2時以降は概ね天気が回復しました。

ただ、育樹広場の撮影場所である駐車場も雪の積もった状態で、そのせいもあってか結露、というより
激しく凍結しています。
R200SSは十分な結露対策はしておらず、自作のフード(ヒーター未設置)のみなので心配はありますが、
ニュートンの場合は斜鏡の凍結などは見難いので、運を天に任せて続行しました。

ピントゲージと結露対策は今後の課題です。撮影対象は、こぎつね座のM27アレイ星雲です。
M27は惑星状星雲ですが、M57に比較すれば大きな視直径なのでR200SSには丁度良い大きさになります。
ただ中央に導入している余裕が無く、少々構図がずれてしまったので、多少トリミングしています。
イメージ 1

光学系:R200SS+コマコレクター3+LPS-P2+EOS kX2(SEO-SP2E)
架台 :GPD+AGS-1s+ガイドウォークによるオートガイド
条件 :露出10分×2コマ総露出20分 ISO800 SI6画像処理、多少トリミング

コマコレクター3は良好です。周辺までほぼ収差がなくなります。合わせてステップリングを咬ませて
LPS-P2(M48)を取り付けられるので光害低減もできます。富士山麓+LPS-P2だとかなりバックグランドは
暗くなります。調布はもとより、藤野でもこうは行きません。

午前3時近くになると富士山低層の雲の合い間から天の川が見えるようになりました。
もともと晴れていれば、見事な天の川が広がる場所です。

丁度一年前、とりぷるあいさんとご一緒した時は、とても見事な天の川を見ることができました。
久しぶりの天の川なので、初めは薄雲かと思いましたが位置や形が変らないので、そうだろうと思いました。
が、サブカメラのEOS kDXで撮影しようと思いきや、コンパクトフラッシュを忘れてきました…
仕方が無いので、R200SSの直焦点撮影を早め終了して広角のEF24mmを装着して固定撮影をしました。
イメージ 2

光学系:EF24mm+EOS kX2(SEO-SP2E) 固定撮影
条件 :露出30秒 ISO1600 DPPのみの処理

天の川中心方向がよく分かります。赤道儀に載せて追尾もしたかったなぁ・・・これも次回のお楽しみと言うことで。

天候は一向に回復しません。土星もチャレンジしたいのですが全くチャンスがありません。
最近の傾向で星空指数が高くても、晴れることが少ないと言った感じです。

春は晴れにくいのが通年ですが、今年は特に荒れていますね。
星空が待ち遠しいです・・・

富士山麓育樹記念広場ヤヤリベンジその1

18日は、河口湖の星空指数90%
藤野もWNで雲なし。
前回のリベンジ遠征へGO!
と、思っていましたが前日は41年ぶりの大雪。育樹公園は果たして辿り着けるか…

さらに、土曜日は子供達が夜更かしで結局、子供を寝かしつけて出発したのは23時過ぎ…

なんだかノッケから雲行きが怪しい感じです。富士山麓は難しそうなので藤野に向かうことに
しました。

当日の予報は、東京はヤヤ曇りなので、出発時は雲が多くてもあまり不安はありませんでしたが、
高速を走るにつき、どんどん雲が厚くなります…
なんじゃこりゃ~!予報はどないなってんねん!と、何故か大阪弁で怒りをぶつけながらさらに走り
続けると藤野近辺は、濃い霧です。ダメだ…

仕方が無いので、雲の切れ間を目指して西へ移動することにしました。

この日は、とりぷるあいさんは、ガリバー跡地へ遠征ということでしたが、さすがにここまで行くには
時間がありません。

雲が切れたら高速を降りようと思って…遂に河口湖ICまで来てしまいました…

ここまできたら仕方がありません。とりあえず、育樹記念広場を目指すことにします。
スバルラインを登りきり、一般道に入ると除雪されています。何とか上がれそう。

さらに、林道に入っても雪が硬いので何とかFFでも冬タイヤでグリップして上がれました。
しかも、育樹につくと既に星見をしておられる方がいました。
ライトをつけて入場してしまい申し訳ありませんでした…
(後で、少しお話をさせていただきましたが、とても優しい方で夜食のお裾分けまで頂いちゃいました~)

さて、空はというと…なんと快晴です。下は曇りだったので高度のせいかと思いましたが、そうでは
無く私の着く少し前から晴れたということでした。

急いで、R200SS他を準備します。何とかバランスをとり、オートガイドを開始しようと思うと…

全天雲に覆われてしまいました…12時半過ぎです。また、例のパターンです…
しかし、翌日は休みということもあり、この日は粘りました。
曇りの最中は、先ほどの方とお話したり、ガリバー跡地のとりぷるあいさんと、携帯で情報交換したり…

僅かに晴れた際に、晴れ間の、こと座のドーナツ星雲M57を撮影しました。↓
イメージ 1

イメージ 2

光学系:R200SS+コマコレクター3+LPS-P2+EOS kX2
架台 :GPD+AGS-1s+ガイドウォークによるオートガイド
条件 :露出5分×4コマ総露出20分 ISO800 SI6画像処理、2枚目中央トリミング
DEC方向は安定しているのですが、RA方向がやはりハンチング気味です。
またピントゲージ無しなのでピントが甘くなってしまいました。次は改善したいです。

再び曇りますが、前回と同じように午前2時ごろ本格的に晴れ始めました。
次は、ヘラクレス座の球状星団M13を撮影しました↓。
イメージ 3

光学系/架台は同上です。
条件 :露出5分×2コマ総露出10分 ISO800 SI6画像処理 トリミングなし
下に、小さな銀河も写っています。

まだ、画像処理が終わっていませんが、この後、3時半ぐらいまで撮影を続けました。
時間が短かったので、やや消化不良気味な、ヤヤリベンジでした~

ゲリラ遠征~惨敗編~

晴れませんね~新月期だと言うのに、ほとんどチャンスがありません。
13日は、そんな中であっても星空指数90%。
平日でもあり遠征するかためらいましたが、このチャンスを逃すとこの新月期は星野撮影は難しそうです。
思い切って、出かけることにしました。

先日、お会いしたシュミットさん、とりぷるあいさんにもゲリラ遠征する連絡をしたところ、シュミットさんと
ご一緒することができました。

現地に到着すると、まずまず晴れています。
いそいそと準備を進め、AGSでオートガイドを開始します。暗いですが↓のような撮影風景です。
イメージ 1

すると…ガイドウォークのガイドエラーのランプが点灯し、PC上のガイド星がロスト…
『ん??』と、空を眺めると雲に覆われています!!

どうも低層の雲が通り過ぎるようで、その後も晴れたり曇ったりが頻繁に繰り返し、撮影になりません。
しばらく様子見をしながらシュミットさんの機材を拝見しました。
アトラクスは大きくとても安定しています。ディープサイクルバッテリーもクーラーバックにきちんと納まっていて使いよさそうです。いいなぁ~

1時半過ぎにシュミットさんが、タイムオーバーで先に帰られました。私も機材の片付けに入りました。
概ね片づけが完了して、空を見上げると…

晴れてるんですよ~まったく…
まさにマーフィーの法則です。雲に遊ばれています…

しかし、私も翌日は仕事なのでこれ以上の夜更かしはできません。オートガイドは諦め、固定撮影で
いくつか写真を撮りました。
イメージ 2

↑雲が切れ始めた富士山です。たぶん富士山の下にたなびいてる雲がさっきまで居た雲です。
イメージ 3

↑沈む北斗七星です。
イメージ 4

↑季節は変わります、夏の大三角形が昇ります。
イメージ 5

↑最後に雲が切れた富士山です。2時過ぎで、この後、涙を呑んで帰途につきました。
自然相手ですから、仕方がないです。悪いときもあれば良い時もあります。
雲には雲の行き先があるので、また今度、ということで~

AGS速報

今夜は前半少しだけ晴れました。

早速、R200SSにガイド鏡を押せてAGS-1Sのファースト・ライトです。
ベランダからなので極軸がいい加減になりますが、天候の先行きが不安なので
遠征は止めました。

アライメントは、1つですが導入精度は問題なさそうです。
遊びの大きいDEC側のキャリブレーションの心配も、なんのその。

無事オートガイド開始です。
しかし、早速問題発生。DECは問題ないのにRA側がハンチング状に揺れてRA方向に
星像が伸びてしまいました…

原因は、RA側のキャリブーレーションがうまく行っていないようでした。
対象は球状星団、M5です。とても見れる代物ではないので4×4でビニングしました。
イメージ 1

ISO400、露出:5分×4コマ

コマコレもなしに両面テープでLPS-P2を無理やり固定して撮影したので、盛大にコマ収差も
発生します。これはコマコレ3を購入するしかなさそうです。

さて、キャリブレーションをやり直し、ガイドウォークのガイドエラーモニターを見ると…↓
イメージ 2

極軸の追い込みも不十分ですが、なかなか良い感じのガイドです。

今度は、極軸をあわせた状態で試して見たいと思います。この次はいつ晴れることやら…

※※皆さまへのお返事、ご訪問が遅れてすみません~!!

Do you see starry sky?

皆さんは、昨晩は晴れましたか?
昼間、見事な晴天だったので大いに期待していましたが、観測をはじめようと思ったら
雲だらけでした…なんで???

そんな訳で、またまた室内での機材調整です。
さて、前回、ガイドマウントの取りつけ方法を改造しましたが、今回、アリガタプレートを
ミザール製から天文ハウストミタさんの、アリガタに変更しました↓。
イメージ 1

剛性もあるし仕上がりもとてもきれいです。合わせてM8ネジやカメラネジまで付属します。
なかなか優れもの。

しかも今回、作業には助手がいます。私がリビングで機材いじりを始めると長女が
興味を示したらしく、ネジ締めをしてくれました。
『もっと無いの?』と言われましたが、そういくつもアイテムは買えませんから(笑)

AGS化したGPDに載せ、SSⅣでコントロールしてみました。
イメージ 2


R200SS+ガイド鏡でもロングシャフトのお陰で総重量6.6kgのウェイトでバランスが
取れました。マルチプレートに載せたED80Sfとガイド鏡も安定しています。

AGSの赤経赤緯モーターともに脱調することなくほぼ、それらしい方向を向いています。
まずは問題なしという感じです。

後は、晴れることを待ちましょう(晴れないと何も出来ないです…)
ギャラリー
  • 一等星の恋
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  • ASI294PROによるM20パンジー星雲@調布
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