2009年05月

NGC7000北アメリカ星雲~望遠レンズ編~

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5月25日遠征の2つ目のターゲットです。

白鳥座にある、NGC7000北アメリカ星雲です。淡い大きな星雲なので今回は、望遠レンズを使いました。

とは言っても、高級なものではなく、今年の子供達の運動会に備えて購入したCanon EF-S55-250mm IS。

いわゆるX2のダブルZOOMセットのキットレンズです。

このレンズ意外に秀逸で、以前使っていたシグマのZOOMよりピントの速さ、正確さは断然良いです。

コストパフォーマンスはとてもよいレンズです。さて、このレンズを天体に使って見ると~

割合にシャープです。周辺部の歪も少ないです。色収差も私には気にならないレベルです。

周辺減光が強いので、その点だけは気になりますが、使えないことはない、といった印象です。

しかし、今回は、光害対策フィルターは未使用です。ですので、結構、カブリはきつかった・・・。

今回の遠征は、M17とNGC7000の2点だけでした。他にも撮影したのですが、星が流れてNGでした・・・

いつも、夜半からの撮影なので十分に撮影できないところが、残念・・・

夕方からセッティングして、明け方まで撮影~!!なんてのを一度、やって見たいものですが、

それはいつかのお楽しみ、と、いうことにしておきましょう。
データ
光学系:EF-S55-250mm IS+EOS KISS X2 SEO-SP2E

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO1600 露出5分×4コマ 総露出20分 RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット、ダーク減算、

    レベル調整、4x4ビニング

撮影日時:2009/5/26 午前2時44分~3時05分

M17オメガ星雲(いて座の散光星雲)

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5月25日の夜は、梅雨前最後の新月期ということで遠征に出かけました。

例によって、出発は夜21時半過ぎぐらいですが、現地に着くと今回は、雲も無く晴れています。

しかしながら、春の霞で透明度は少し悪いです。もっとも東京を出た時は、北極星もかろうじて

見える程度のコンディションだったので、現地は、はるかにましでした。

さて、調整済みのGPDなでのすが・・・何故かガイド精度が良くありません・・・

マーフィーの法則なのか、空のコンディションが良いと機材がダメです・・・とほほほ・・・

う~ん、赤緯軸、何とか改善できないものか・・・まだまだ探求が必要そうです。

Web上では、ガイドを一方向にするなどキーワードもあり、実際、ガイドソフトPHD Guidingなどでは

一方向にガイドする設定(というか強制的な一方向動作設定)があるようです。(今月の天ガ知識)

もう一度、調布で修行をしてから次回遠征に備えようと思います・・・

今回はレデューサ無しです。ガイドが点にならないと、収差も正確に見えないと思いました。

    M17オメガ星雲    
いて座の散光星雲です。銀河中心方向にM16の近くにあります。 [1枚目]にトリミング無しの写真、

[2枚目]にトリミングした画像を掲載します。

夏が近づき気温があがり、ダークノイズが目立つようになりました。十分ではないのですが、

フォトショップでダーク減算をしています。かなりマシになります。

  データ


光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO400 露出10分×4コマ 総露出40分 RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット、ダーク減算、

    4x4ビニング[1枚目]、2x2ビニング、トリミング[2枚目]

撮影日時:2009/5/26 午前1時08分~49分

ゲリラ遠征惨敗、と、NGC7000北アメリカ星雲、と、GPD調整

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星見をしばらく続けていると、天気のパターンに敏感になります。

例えば、昼間は快晴!期待するけど、夜は曇天。あるいは、日中薄曇⇒夜快晴~!

など、この時期の(といっても太平洋側の冬以外はいつもですが)、お天気はころころと良く変ります。

そうなると、こちらもいろいろとツールを使って予測します。インターネット上では、雲の衛星写真など

、動きが見れますので、天気図だけではなくビジュアルに晴れ間が確認できます。

私はいつも、↓で確認しています。


下の方のボタンで衛星画像が見れます。Yahooの星空指数などもチェックして晴れ間を予測します。

さて、昨日は・・・私は、『典型的な日中薄曇⇒夜快晴』と予測しました。とは言え、家族の予定や子供

の体調などにもよるので、遠征決定はいつも午後21時前後です。昨夜はこれも問題なく、出発しました。

到着すると、少し雲はあるものの、そのうち晴れてくるだろうと、思い込み機材のセットアップ!

極軸もバランスも良好、ヒーターも対称になるように2個設置し片暖めを改善しています。いざ出陣~!

??おやっ??

空が半分ほど雲で覆われております。まぁ、一時的な曇りだろうと思い、オートガイドの

キャリブレーションを入念に行います。こちらも、今日はかなり良いコンディションです。しかし・・・

???んん~っ???・・・どんどん雲が広がっています。

結局、この日は、『日中薄曇⇒夜一時晴⇒薄曇』、だったようです・・・自然というのはホントに予測が

難しいもんです。悔しいので薄曇でしたが、北アメリカ星雲(NGC7000)を撮影しました。

北アメリカ星雲は、とても大きな星雲です。しかし、淡い星雲なので肉眼では見えません。

私の鏡筒にレデューサを装着しても部分的にしか入らないので、今回は白鳥座の1等星デネブの

近辺、今話題のメキシコ(もう古いかな・・・)あたりを写しています。予定では、ピントをずらしながら

周辺の収差の違いを見るつもりでしたが、どんどん雲が厚くなり断念しました。

GPDの動作改善


さて、今回の新月期の前に、GPDの赤緯軸のガイドエラーの改善を行いました。

前回は、赤緯軸の調子が悪く、多くのコマで星が流れてしまいました。いろいろ調べた結果、

赤緯軸のバックラッシュが大きすぎて、ガイドウォークのキャリブレーションとアンマッチが

起こっているではないかと推測しました。そこで、●バックラッシュをできるだけ改善する

●SBSのバックラッシュ補正を導入する、の2点を試みました。

前者は、まず、[2枚目]写真①の特殊ネジ(ナットを外すと現れます)をプライヤーなどで軽く締めます。

※薄板ゴムを噛ませるなど特殊ネジを傷めない様に注意!※締め付け過ぎはウォームギアの動作を硬く

するのであくまでも、硬くならないギリギリで締めつめます。ナットはきちんと締付復元します。

次に、ウォームギアと赤緯軸ギアのクリアランスをギリギリまで追い込みます。[2枚目]写真上部に

M6の六角穴付ボルト⑥⑦があるのでこれを少し緩め、稼動するようにしてから、②③の押しネジと

④の引きネジで調整します。やはりギアが硬くならないギリギリのところ、且つ、平行にギアが

あたるように調整します。⑥⑦のボルトも最後に締付ます。

[3枚目]写真の⑤のモーター、微同軸ギアとのクリアランスもツメます。

※ただし、詰めすぎはNGです。⑤のクリアランスはギア1回転で均等で無いので、必ず、1周確認

したほうが良いです。私も一度かじってしまいました。かじると動作も異常になりますし、ギアも

いためます。私は、気休めでCRC556を薄く塗布しています。

おまけで、GPDの赤緯体を外し、90度回転しました。これで、鏡筒積載後の極軸の確認ができます。

GPDは積載後、結構、極軸がズレます。

春から夏にかけてはGPD正面に向かって右横にクランプハンドルが来るようにすると良いようです。

ハードの調整の後は、SBSのソフト上のバックラッシュ補正です。SBSのマニュアルでは、

オートガイド使用時は、バックラッシュ補正は『0』にすることを推奨していますが、これは、

ビクセンのAGA-1など、オートガイダー側にバックラッシュ補正機能がある場合は良いのですが、

ガイドウォークなどのオートガイドソフト側でバックラッシュ補正がが無いオートガイダーは、

駆動側(すなわちSBS)で赤緯軸のみ設定すると効果的です。

私のSBSは、0~100の設定範囲に対し、35にしました。オートガイダーの微動速度は、RA方向60%

Dec方向100%(何れも対恒星時)としています。これで、かなり動作は改善しました。

データ

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+自作レデューサ

    +EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点(合成焦点距離492mm)

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO400 露出14分 RAW出力[1枚目]

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsで4x4ビニング[1枚目のみ]

撮影日時:2009/5/20 午前0時16分

自作レデューサテスト(M16近辺)

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梅雨直前の特有の気候で、なかなか晴れに恵まれません。

次の新月期に備えて、赤道儀の動作改善や鏡筒の周辺収差改善をしたいと思っていますが、

遅々としてなかなか進みません。

昨日は、月は明るいものの、ようやく晴れたのでこの満月期に製作した自作レデューサを

テストしました。自作レデューサーは、ダイナさんのブログや、銀河さんのサイトを参考にさせて

いただきました(ダイナさん、銀河さんありがとうございます)。

ケンコーのクローズアップレンズACのNo.4と同じくケンコーのTリングを使用し、x0.82程度の

レデューサになっていると思います。

[1枚目]は視野全体の写真です。被写体は、散開星団を伴う散光星雲で天の川の中にあるM16で、

この被写体であれば、周辺まで星を写せると思い、被写体に選びました。

自宅ベランダからなので、光害は顕著ですが収差の特徴は分かりました。

[2枚目]はピクセル等倍の四隅および中央の星像です。レデューサ無では、非点収差が出ていましたが、

レデューサを噛ませると、コマ収差のようになりました。

※今回はヒーターは未使用でレンズの熱膨張の影響は、ありません。

ダイナさんのブログでは、ピント位置の僅かなズレで、周辺部に収差が発生するようでもあるので、

再度、実験をしようと思いますが、現状では少々、思惑ハズレでした。

ピントゲージ0.1mm毎に撮影を行なおうと思ったのですが、GPDの調子が悪く、とても複数コマ

得ることが出来ませんでした。余裕があれば、レデューサ有り無しでも比較をしてみたいと思います。

また、F値が上がる(画角が広がる)ことの影響だとおもいますが、周辺減光が顕著になりました。

既製品のレデューサは使用したことがないので、本来どの程度まで改善するのか分からないのが

辛いところです・・・

<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+自作レデューサ

    +EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点(合成焦点距離492mm)

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO400 露出3分 RAW出力[1,2枚目]

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsで4x4ビニング[1枚目のみ]

撮影日時:2009/5/15 午前0時24分

国際宇宙ステーションISS

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今日は、子供達とISS(国際宇宙ステーション)を見ました。

午後、とりぷあいさんからメールが入り、日曜日にISSが明るく見えたこと、

そして今日また、見易い位置を通過することをうかがい、夜、19時半前、子供達と

観察しました。

あいにくの雲の多い夜空でしたが、雲間から明るいISSが見えました。

”流れ星のようにように見えるよ”と、子供達に話していたので、

想像したより、ゆっくりだったと感じたようです。なぜか、お願い事をしていました・・・

写真は、比較明で合成しました。軌跡の残したかったので感度をISO100にしたのが

裏目に出てしまい、少々、ISSが暗めになって、反対に空が明るめになってしまいました。

ISSもまたチャレンジしたいと思います。

ヘルクレス座の球状星団(M13)、こぎつね座のあれい星雲(M27)

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4/29の遠征時の最後の2枚です。

M13は、大型で明るいみごとな球状星団でした。カメラのモニタにもつぶつぶと、はっきりと

星団の様子が写ります。M3に比べても大きく明るい球状星団でした。

右横に小さな銀河、NGC6207もおまけで写っていました。

M27、あれい星雲は、こぎつね座というより、天の川の中の、わし座と、こと座の間辺りにある

運動用の鉄アレイに形が似ていることからこの名前がついています。

惑星状星雲は、M57もそうでしたが配色がカラフルで美しいものが多いです。

M27はM57より大型ですが、明るさは暗く、淡い天体でした。もう少しコンポジットの

枚数を増やした方が良さそうです。今回の写真では、淡い広がりが写しきれませんでした。

[1枚目][2枚目]はトリミングしていません。2つとも割合大きな視直径をもつ、星団星雲でした。

夏の星団星雲はこの他にも魅力的なものが多いです。

来月の新月期にまた、写せるといいのですが。

<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO400 露出10分×2コマ 総露出20分 RAW出力[1,2,3枚目]

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット/トリミング[3枚目のみ]

撮影日時:2009/4/30 午前1時11分[1枚目]、午前2時09分[2,3枚目]

M57ドーナツ星雲(こと座の惑星状星雲)

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4/29遠征時の写真です。

これも初めて撮影した天体です。とても小さく、しかし明るい天体でした。

有名な天体ですから子供の頃から、星団星雲の写真集では必ず掲載されている星雲です。

しかし、百聞は一見に如かず。視直径が小さく、明るさはISO400、10分露出でも飽和しそう

でした。位置的にも天の川のほとりのこと座、β星とγ星の中間にあり自動導入機で無くとも

見つけやすそうです。ドブソニアンなどで倍率を上げてみると面白そうです。

写真に撮ると、発色がきれいです。[1枚目]はトリミングなしです。こと座のβ,γ星も写っています。

輝星に十字状の光条がありますが、うっかりピント確認用の回折格子をつけたまま、撮影に入って

しまいました・・・装着時にもっと目立つように作れば良かった・・・

<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO400 露出10分×2コマ 総露出20分 RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット/トリミング[2枚目]

撮影日時:2009/4/30 午前1時41分
ギャラリー
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