2009年04月

M4(さそり座の球状星団)

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ほぼ3週間ぶりの掲載となってしまいました。

天候に恵まれず、やっと晴れたと思ってもいろいろな事情で、なかなか星見ができませんでした。

さて、一昨日夜、星見禁断症状がでて外出できなくとも、無理やりの直焦点撮影を行いました。

自宅は南向きにベランダのあるマンションなので、当然、北極星は見えません。

また、赤道儀を設置したままにもできないので、どうしても極軸の設定が甘くなります。

それでも、もう夏の星団星雲の季節ですし、この新月を過ぎると来月は梅雨になりますから

何とか撮影したいという、気持ちで挑みました。

GPD赤道儀を設置してウェイトをセットすると、はて?何かがおかしい。カクカクする動きがあります。

よくよく各部のネジを締め付けてもガタはなくなりません。

『ついに来たか・・・』と思いました。中古で購入したGPDですし、突撃遠征に備えてしばらく

車に積んだままなのがよくなかったのか・・・一番肝心な赤経軸にガタが発生してしまいました・・・

そもそも精密機械を車に放置すれば、振動や熱繰り返しで良くない事はわかっていたのですが、

休日出張が重なったりして、ついつい置きっぱなしにしてしまいました。

こうなれば仕方がありません。ベランダでそのまま、手術敢行です。

赤経軸ウォームギア周りをすべて分解して調べることにしました。固定ネジは緩みがありません・・・

歯の噛合いも正常のようです・・・すると、ウォームギアの軸が赤経軸、周方向に僅かにスライドする

のがわかりました。ウォームギアASSYを見ますが軸を固定するのは。‘眤Δ料乾優絃?良品と

▲淵奪箸2つの部品で固定しているようです。,鯏度に締め付けて、軸が回転し、ガタの無い

ギリギリの状態に調整しました。すべてを復元し動作を見ると~、何とかガタは無くなり、SBSの

モーターも正常に動きました。手術を完了し、オートガイドで直焦点撮影の開始です。

ベランダからは緯度の低い天体しか撮影できないので、今回はM4、M8、M20の3天体を撮影しました。

M8はボロボロ、M20も光害でかなり厳しかったです(後日、一応掲載します)。M4も途中雲に邪魔されて

2枚しか使えるコマがありませんでした。

M4はさそり座のアンタレスの近くにある球状星団です。前回、撮影したM3に比べると比較的大型の

球状星団であることが撮影してみてわかりました。星の色もM3に比べて黄色が強いように思いました。

赤経軸のガイド誤差はかなり小さくなったように感じましたが、赤緯軸のガイド誤差が極軸のズレの

影響で大きく、星が流れてしまいました。

暗い空のした、きちんとした撮影がしたいなぁ~。

<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO400 露出5分x2 総露出10分 RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット/レタッチ

    中央トリミング

撮影日時:2009/4/28 午前0時41分~0時51分

撮影場所:東京都調布市自宅ベランダ

昨晩の土星/今シーズン初木星

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昨晩は透明度も良さそうなので期待したのですが、

反対にシーイングが悪化してしまいました。

天候は朝までずっと晴れそうだったので、機材をセッティングした状態で

早朝の木星も撮影しました。今シーズンの初木星です。

高度が低いため、フニャフニャのシーイングでしたが、かろうじて

本体縞模様は確認できました。これから高度が上がってくると、詳細な模様が

判ると思います。

さてさて、昨年からどのように変化しているのか楽しみです。

データ:光学系⇒鏡筒SE150N+アイピースLV4mm+ビデオIXY-DV2(光学約7倍ZOOM)コリメート
    
    合成焦点距離4600mm(合成F31)

    架台 ⇒GPD+SBS(アライメントなし)

    <土星>条件 ⇒4378フレームをRegiStax4にて処理、1880フレームスタック

        フォトショップElementsにてレベル補正/彩度補正/切抜き

        撮影場所:東京都調布市自宅ベランダ 時刻:4/9 22:23~22:26(JST)

    <木星>条件 ⇒4347フレームをRegiStax4にて処理、2155フレームスタック

        フォトショップElementsにてレベル補正/彩度補正/切抜き

        撮影場所:東京都調布市自宅ベランダ 時刻:4/10 4:33~4:36(JST)

昨日(4月7日)の土星

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4月に入ってはじめての星見となりました。

卒園・入学などいろいろな行事や準備+不安定な天気でなかなかチャンスに恵まれませんでした。

昨夜は、透明度は今一歩でしたが、シーイングは先月よりずいぶん改善しているようでモニタで

見ていても安定しています。

前回は、ED80Sfでの撮影でしたが、今回は透明度が低いこともあり明るさと撮影優先でSE150Nでの

撮影です。100円ショップで購入したウレタンマットでフードも作り、出来る限り迷光処理をしました。

うっかりLV4とLV2.5のアイピースを間違えてしまったため、導入でえらい苦労しました。

デジカメアダプターDG-LVから、はみ出すしなんかおかしいとは思ったのですが、片付けるまで

気がつきませんでした…生来のおっちょこちょいなので、よくこの手のミスをします。

シーイングは、まぁまぁだったと思うのですが、ピントが甘かったように思います。

SE150Nは、フリップミラーが使用できないので、フリップミラー一体ピントゲージが使えません。

かつ、マイクロフォーカサーもないので、ラフなピント合わせとなってしまったようです。

SE150Nもこの辺を改善して、もう少し稼働率を上げたいとも思っています。

データ:光学系⇒鏡筒SE150N+アイピースLV2.5mm+ビデオIXY-DV2(光学約5倍ZOOM)コリメート
    
    合成焦点距離5250mm(合成F35)

    架台 ⇒GPD+SBS(アライメント1つ)

    条件 ⇒4322&4714フレームをRegiStax4処理、1186&1280フレームスタック

        フォトショップElementsにて2コマ、コンポジット/レベル補正/彩度補正/切抜き

        撮影場所:東京都調布市自宅ベランダ 時刻:4/7 21:00~21:30(JST)

NGC2903(しし座の鼻の先にある銀河)

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3/28にルーリン彗星を撮影した後、SBSの調子が良かったこともあり銀河を撮影しようと

NGC2903を撮影しました。

この日の撮影場所は南西のコンディションが一番良く、東は東京、北は工業地帯の光害が強く

メジャーなおとめ座などの銀河群は撮影が難しいと思い、しし座の鼻の先にあるNGC2903を

撮影することにしました。メシエカタログの天体ではなく、知名度も比較的高くないので

はじめは撮影できるか心配でしたが、試写で捉えることが出来たので踏み切ることにしました。

途中、雲が通過してNGになったコマもありますが、何とか4コマを確保しました。

ただ、調布より少々マシな程度の光害の強い空だったため、淡い広がりまでは写し切れませんでした…

機会があれば、また撮影したいと思いますが、もうすぐ夏の天体の季節なので次回の撮影は、

初夏~夏に見える星団・星雲を優先していきたいと思っています。

<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO800 露出10分x4 総露出40分 RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット/レタッチ

    トリミングなし[1枚目] 中央トリミング[2枚目]

撮影日時:2009/3/28 午後21時45分~22時50分

さよならルーリン彗星(3/28撮影)

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前回3/28の土星の撮影時にともに撮影したルーリン彗星です。

ルーリン彗星は周期彗星ではないので、今回の接近を逃すと一生見れません。

いつもは、夜半過ぎから星見をする私は、もう諦めていました。(観測時にはいつも

地平線の下なので…)。

この日は、早い時間から星見が出来る数少なくチャンスなので、去り行くルーリン彗星

の最後の機会だと思い撮影しました。

かなり小さく、暗くはなっていますが、エメラルド色のきれいな発色や若干のダストテールは

健在のようです。

彗星撮影は、ルーリン彗星が初めてでしたが、星団星雲撮影とはまた一味違ったものでした。

彗星は、形こそ単純ですが、星雲よりずっと明るく、発色も強いようです。

これからも機会があれば、彗星を撮影したいと思いました。

<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO1600 露出5分x8 総露出40分 RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsで恒星基準コンポジット/レタッチ

    トリミングなし(水平方向の画角は2.1°です)

撮影日時:2009/3/28 午後20時30分~21時30分
ギャラリー
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  • 信州上田市より