2009年02月

2/22未明のルーリン彗星

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今日はルーリン彗星最接近でしたが、撮影できませんでした。

なかなか晴れ間の無い天候で、新月期だというのに不完全燃焼気味です。

写真は先日、2/22未明に自宅より撮影したルーリン彗星です。

ガイドエラーが大きくNGになったコマもあり、全体的に甘めの写真です。

極軸が合わせられないのは、なんとも辛いところです。

この日も彗星の動きは速く、40分程度の時間でどんどん動いていきます。

カメラのモニターで再生させて、コマ送りすると移動している様子が良くわかります。

<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO1600 露出90秒×13 総露出19分30sec RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット/レタッチ

撮影地:東京都調布市自宅ベランダ

撮影時間:2009/2/22 午前3時ごろ

M104ソンブレロ銀河(おとめ座の銀河)

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2/18にルーリン彗星を撮影した最後に、おまけでソンブレロ銀河を撮影しました。

ソンブレロ銀河はおとめ座とからす座の境界にある、中南米でかぶられている帽子、ソンブレロに

似ていることから、つけられた名前です。中央に暗黒帯があるチャーミングな銀河です。

今回は、光害地で露出時間短いため、かなり強め画像処理をしたので少し不自然な写真です。

露出を続けようと思いましたが、雲が広がり断念しました。

これも、次回、光害地を避けて撮影しようと思っています。

今朝、2/22未明には再びルーリン彗星を撮影しました。画像処理をして後日掲載しますが、

かなり明るくなってきており、私の望遠鏡でも何とか眼視(25倍)できるレベルです。

今朝はオートガイドの調子が今一歩で、ルーリン彗星以外の天体の撮影は断念しました。

やはり正確な極軸があわせられないと、GPD+SBSでのオートガイドは博打的要素が高いようです。

ベンランダ撮影は、きびしいっ~~!

<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO800 露出305秒×1 総露出5分少々 RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット/選択マスク処理/

    簡易バックグランド処理/レタッチ(強)

撮影地:東京都調布市自宅ベランダ

撮影時間:2009/2/18 1時50分~1時55分

ルーリン彗星(2月18日撮影)

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昨夜はとても良い星空で、撮影に出かけたかったのですが

もろもろの事情で出かけられませんでした。前日、2/17~2/18は

多少、雲はあるものの、かねてから撮影しようと思っていた、

ルーリン彗星をようやく撮影できました。

望遠鏡+眼視では少し倍率が高かったのと、空の明るさで薄く見える程度

でしたが、撮影すると綺麗なエメラルドグリーンの姿が浮かび上がりました。

遠めに見ると、尾があるように思います。

40分でもかなり移動します。

自宅ベランダでは、正確な極軸が合わせられないのでオートガイドの精度が

イマイチですが何とか撮影できました。


<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO1600 露出90秒×18 総露出27分 RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット/レタッチ

撮影地:東京都調布市自宅ベランダ

撮影時間:2009/2/18 1:00:46~1:41:04 (40分18秒)

ピントゲージ低温動作試験

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先月自作したピントゲージですが、既に実践投入しているものの

冬場の遠征で堪えうるかという問題がありました。

機械式ではなく、電子式ですから電池の電圧低下など低温での動作には

おのずと限界があるのは当然なのですが、部品購入時に自分が低温下で作業することを

想像できませんでした・・・

現状、藤野で-5℃ぐらいまでは問題なく使えていましたので、極限の『冷凍庫に放り込んで

動作するか確認の巻き~』というわけです。

温度計は、以前車載用にか買い、放置してあったのでそれを使うことにしました。

写真の”OUT”と表示してあるのが外気温計でセンサを冷凍庫に放り込んだので、

これが冷凍庫の温度です。

冷凍庫の設定は-17℃のはずですが、測定温度は-12.4℃でした。

同時にピントゲージ付きフリップミラーを結露防止のため、乾燥剤同封の保存バックに入れ

2時間余り放置。均温になったところですかさずスイッチON!測定子移動!

ああ~良かった・・・ちゃんと動作しました。

これ以上(以下?)の低温の場合はもちろん不明ですが、私にはここまであればとりあえず

十分かな、と思っています。

(※ちなみに製品ばらつきもあるでしょうし、メーカー(ミツトヨ)の保証ではありません。

 ご注意ください。)

今日は寒い一日で、小雨模様でしたが、今は、星も月も見えますが、薄曇のため星見はあきらめます・・・

新月期に入ったら、春の天体とルーリン彗星を撮影したいと思っています。

2月8日夜半前の土星

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天候に恵まれなかったり、自分や家族体調不調だったりとこのところ星見が出来ませんでした。

ルーリン彗星も見たいのですが、何度か明け方の様子をみていましたが今のところ観望で来ていません。

2/8は、天候もよく、夕方の金星もきれいに見えていました。

が、我が家のベランダからは、建物の影に入ってしまい既に金星の撮影は出来ませんでした。

月がかなり明るいこともあり、星団・星雲はあきらめてこの日は、土星&明け方ギリギリの

ルーリン彗星観望という作戦にしました。

11時半過ぎ、多少雲がありましたが、土星の撮影に入ります。良いというほどではありませんが

観望可能なシーイングです。久しぶりの土星でもあり、小1時間撮影をして3600フレーム程度の

データを処理して最終的に8コマをコンポジットしました。(あまり意味は無いかも知れません・・・)

撮影だけでなく肉眼で観察もしましたが、ぼんやりと本体模様も見えます。先月より多少、輪は

はっきり見えています。う~ん、やっぱり自分の目で見るのはいいなぁ。感動があります。

単なる光の点に見えるものが、望遠鏡で覗くとユニークな形をしているのは面白いもんです。

14年ぶりの輪の細い土星ですが、輪のある土星が恋しくなってきました。

また、目視でカッシーニ溝が見たいなぁ~。

機材をセットしたまま、この後一度就寝して、3時ごろ再び起きてルーリン彗星をトライします。

が、薄雲が広がり特に高度の低いルーリン彗星の周辺は観望できそうにありません。

あきらめて次回に持ち越すことにしました・・・ああ~残念・・・

データ:光学系⇒鏡筒ED80Sf+アイピースLV4mm+ビデオIXY-DV2(光学約7倍ZOOM)

    架台 ⇒GPD+SBS(アライメント1つ)

    条件 ⇒約3600×8フレームをRegiStax4処理、666~1523フレームスタック

        フォトショップElementsにて8コマコンポジット/レベル補正/彩度補正

M101(おおぐま座の回転花火銀河)

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M101は、北斗七星を挟んでM51の反対側にある銀河です。

手動で導入していた頃、この銀河をどうしても見つけることが出来ませんでした・・・

Face-onの銀河で、光密度が少なく目視では見つけにくい銀河だと言う事もあり

昨年の5月に断念した銀河です。

SBS(StarBook Type-S)を導入したのは、この銀河の苦い経験も一因です。

自動導入機はさすがに付近の恒星を2点もアライメントすれば、確実に導入できるので

暗い天体の導入はとても楽に出来ます。

撮影中に、EOSのバッテリーが無くなってしまい4コマ撮影しようと思っていましたが、

3コマと半分になってしまいました。最後のコマはてっきりセーブできていないだろうと

諦めていましたが、EOSは立派にセーブしていました!さすがCanonさんです。

一連のプチ遠征の写真は、これでお仕舞いです。

今は、画像処理前のデータは底を着いたので、また、天体撮影に行きたいと思います!

<データ>

光学系:写真鏡筒⇒ED80Sf/口径80mm焦点距離600mm+LPS-P2フィルター+EOS KISS X2 SEO-SP2E直焦点

    ガイド鏡⇒ニュープラネット(口径80mm焦点距離400mm)+NexImage

架台 :GPD+SBS/ガイドウォークによるオートガイド

データ:ISO1600 露出10分×3 露出5.5分×1 総露出35.5分 RAW出力

    EOS付属ソフト(DPP)で現像、フォトショップElementsでコンポジット/レタッチ

撮影地:神奈川県藤野町

撮影日:2009/1/26 午前2時20分~3時
ギャラリー
  • 一等星の恋
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
  • ASI294PROによるM16 M17 NGC7293らせん状星雲@調布
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  • ASI294PROによるM8干潟星雲@調布
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