育樹遠征記録

娘と出掛けた育樹遠征ですが、半月前の明るい月と夜半ぐらいまでという時間の制約で、撮影できたのは正味1時間ぐらいでした。それでも、久しぶりの満点の星空は星好きのおじさんにとっては、楽しいひと時でした。育樹の芝生の広場にも、途中行ってみましたが、肉眼での星見、という意味ではそこからの光景の方が、まさに満点の星空/天然のプラネタリウム感覚が味わえて貴重だったかもしれません。
雪もそれなりに積もっていいるので、幻想的な感じもあります。
短い時間の撮影で、感もかなり鈍っているのですが記録として記載します。まずは、対角魚眼のオリオンです。複数枚撮影しましたが、コンポジットしない方が良さそうです。画像処理の腕が落ちてるかも…
Orion_IMG_0090_R02圧縮
撮影時刻:2020/1/2 23:36  場所:山梨県育樹記念広場
架台:スカイメモS恒星時駆動 カメラ:EOSkissX2_SEO SP2E + シグマ15㎜F2.8 解放対角魚眼
条件:SS180sec ISO800


プロキオンやリゲルと比較してもベテルギウスが暗いように感じますね。果たして、このまま減光が続くのでしょうか。オートガイドでの撮影はクリスマス星団付近を望遠レンズで広範囲を差ウエイしてみました。
クリスマス星団R04圧縮
撮影時刻:2020/1/2 23:44  場所:山梨県育樹記念広場
架台:EQ6-R カメラ:EOS60D_SEO SP4 + キヤノン70-200EF-L 200㎜F4 解放
条件:SS300sec ISO1600 x 12コマ 総露出60分 ステライメージ7,RAP2,PSE15で画像処理

図が寄っちゃいました。意外と淡くて難しいですね。いつも撮影してから露出不足を後悔します。3時間くらい露出しないとダメかな…
なお、最初の30分ほど星が流れてNGだったのですが、ガイドの問題ではなく収差のようです。左上だけに星像が伸びていました。ズームレンズの弱点でしょうか。

このあたりはε130Dで撮影すると気持ち良く”点”になるのですが…モザイクはハードルが高いしなぁ。
まぁすべてを望んでも仕方がないので、次回頑張ることにしましょう。

久しぶりの育樹記念広場遠征

前回ベテルギウスの話題をしましたが、娘が興味を持ったようで久しぶりに『星見に行きたい』との話になりました。夏や秋に何度か育樹記念広場に連れて行ったことはあるのですが、厳寒期の富士山麓は氷点下10℃以下になることもしばしばです。重武装をして、0時ぐらいまでと決めて1月2日に遠征しました。
今年の正月は、上弦の月も、かなり半月に近い状況で、夜半までは月明りが予想されましたので、半分、雰囲気を味わうつもりで遠征しました。
まず、ついてすぐに月が高いうちに富士山を撮影しました。
IMG_4515R01圧縮
育樹広場も木がだいぶ成長して、富士山が見えるのは限られたエリアだけになってしまいました。軽量の三脚を担いで、奥まで行って撮影しました。
車付近に戻って、機材のセッティングを行いましたが、久びりなのでやはりトラブルは付き物。オートガイド用のカメラがどうしても認識しません。本体のLEDも点灯しないので、壊れているのかも。ケーブルを変えてもUSBポートを変えてもソフトを変えても変化なしでお手上げです。予備のlodestarに切り替えて何とか、システムが成立しました。その画像は、いま処理中です。
で、並行でポタ赤で撮ったノーマルEkx2の画像を掲載します。
IMG_0512R01圧縮
架台;スカイメモS恒星時駆動
光学系;タムロン17-55㎜ 17㎜F2.8解放 カメラ;EOS kiss X2
条件;ISO1600 SS180sec 1コマ、PSEで画像処理


ノーマルの光学系なので赤いのは写りませんが、星空感はあるかも。
さて、メインの撮影はEQ-Rを使いましたが、づっとしまいっ放しで心配しましたが、動作は良好です。でも、ウェイトシャフトのネジ部などに若干錆が浮いてきちゃいました。
メンテナンスはしないとダメかな~
今回はカメラレンズとの組み合わせです。撮影風景は、↓な感じです。
IMG_4524R01圧縮
星に焦点を当てているので、機材はボケてますがご容赦ください。オートガイドも良好でしたが、最初の数コマが、星が流れてしまいNGでした。ガイド鏡のカメラ取付の撓みが原因かもしれません。
要検討ですね。

ベテルギウスの減光

各所のニュースでベテルギウスの減光が報じられていますね。
超新星爆発が近いのか、否かまさに神のみぞ知るという事ですが、もし継続的に減光していくのであれば、記録に残したいと思い久しぶりに、ポタ赤をベランダに設置しました。
CANON EF24mm F2.8解放 EOS60D SP4 ISO400 x 30sec x 19コマのオリオン座です。
201912OrionR3
DARK減算もFLAT補正もない、光害地/調布での撮影なのでバックグランドがかなりムラになっていますが、冬の大三角の一角、プロキオン(画像左上)や同じオリオン座のリゲル(画像右下)と比較して暗いように感じます。
撮影日は、2019年12月28日です。ほぼ2年前に山梨県朝霧高原で撮影した15㎜の画像をだいたい同じ画角でトリミングした画像が下記です。
201712比較用_冬の大三角R011
空の暗さの条件がまるで違うので、印象が異なりますが、この時はプロキオンやリゲルと同等の明るさのように感じます。星の寿命は我々の時間スケールとは全然異なり数万年単位での変化ですから、気にしても意味が無いのかも知れません。しかし、超新星の最終局面は、1年や数日で劇的な変化があるようですので、変化を観測するのは宝くじを買う程度の意味はあるかもしれません。

光害地のベランダ撮影

サイトロン Quad BPフィルタ
私の自宅は光害地。諸般の都合で現在地に住んでいますが天体撮影という意味では条件は決して良いとは言えません。通勤路線に三鷹のJAXAを通過したり、近くには三鷹天文台もある星が見えそうな環境ですが、それは明治か大正のお話し。平成も終わろうという今、3等星が見えれば良いかな、という光害地です。ベランダでは、惑星撮影がメインではありますが、星団・星雲撮影は、経験値を上げることが重要です。遠征はぶっつけ本番で、天候によっては、撮影時間は限られます。できるだけ、短時間に効率良く撮影したいのが本望です。
そのためには、ベランダで練習を重ねたいところですが、光害地では真っ白な写真を量産するだけで、モチベーションが上がりません。
できるだけ、良い写真が撮りたいと思い、ついついポチってしまいました・・・サイトロン Quad BPフィルタ・・・
それ以前のLPS-P2に比べて、改善しています(と、思います。)が、厳しいのは変わらないです。満月期にある程度撮影できるのは、朗報だと思います。
まずは馬頭星雲です。
イメージ 1
2019年2月17日20日20:19(JST)~
①GPD(AGS-1S駆動)+ED80Sf+EOS60D(SEO-SP4)+QuadBandFilter
撮影条件ISO400/SS300SecX8コマ 総露出40分
撮影時使用ソフト,ステラショット,PHD2
画像処理ソフトRAP2(ダーク/フラット補正)+PSE15+SI7
露出が足りないのは否めないのですが、まずは写ることは分かったという、状況です。次もメジャーな天体です↓
イメージ 2
2019年2月17日20日20:52(JST)~
もうちょっと露出を稼げば、良かったとは思います。縦縞入っちゃうし・・・
次の遠征を期待して頑張りましょう・・・

AGS-1S+ステラショット

ベランダ実験は続きます
前回、うまく行かなかった導入は問題可決です!
分かってしまえば、当然なのですがE-ZEUSなどの汎用GOTO赤道儀をきちんと理解していないことが原因です・・・
即ちウォームホイールのギア数は赤道儀ごとにまちまちでありその部分は、設定でユーザーがしっかりと管理しなければならない。
という事だと理解しました。これが大手メーカー製品であれば、Driverにデフォルト組み込めば良いのでしょうが同じE-ZEUSのAGS-1Sだけでも、EM200用もあればGPDもあるとなるとおのずとユーザーの設定が必要になるのだと思います。
とまぁ、ここまではボヤキです。具体的な手順は、
1)ステラショットを立上げ、望遠鏡を『ASCOM』を選択します。※Driverなどのインストールは事前にステラショットのE-ZEUNSのセットアップを行ってくださいね↓
ここで立ち上げたと時に、設定が重要です。※設定を行わず立上げると後で設定しても上手くいかないこともあるので立上げ時の設定をお勧めします。
イメージ 1
ここでPropertiesを押します。ウィンドウの後ろに隠れることもありますが、↓がポップアップします。
イメージ 2
さらにOption設定をクリックして下記を設定
イメージ 3
AGSシリーズを選択してOKします。
E-ZEUS設定をクリックして
イメージ 4
周回パルス数を赤経・赤緯ともに『3456000』入力します。『E-ZEUSから読込』ボタンを押しても読込めると思います。ポート番号も適切なCOMポートを選択してください。
当初、この数字が入らず導入がうまく行きませんでした。
この後は、導入もステラショット問題なしで、一番重要な『導入補正』も順調でした。
オートガイドは、うまく行かずやはりPHD2を使用することにしました。
イメージ 5
ガイド精度は、LodeStar+300㎜ガイド鏡で±1pix弱なのでまぁまぁという所です。
ED80Sf+レデューサでf=480㎜でスピンドル銀河を撮影しました。中央拡大、トリミングです。
イメージ 6
星像は丸いです。
とりあえずAGS-1S+ステラショットは動作に問題はなさそうです。

次回は遠征にいきたいものです。

信州上田市より

3連休は温泉に出掛けてきました
AGS-1Sの実験は天候その他に阻まれて、なかなか進まないのですが
PHD2にドリフトアライメントで極軸だけは合わせたきり、先に進んでいません。
イメージ 1
どうも自動導入がうまく行きません。動作は、すれども目的の天体に導入出来ません。困った。ま、最初からうまく行かないのは、世の常なので、いろいろ試してみようと思います。ASCOMのPC上のコントローラからはうまく駆動できるのだけれど・・・
3連休は、信州の温泉に家族で出かけてきました。機材はスナップ用のEOS M2だ毛ですが、夜半に晴れ間が見えたので、周囲のアリのもので固定撮影です。
三脚もレリーズも無しの超お手軽撮影です。これでも写るんだだから大したもんです。
イメージ 2
西に沈む『冬の大三角』です。
キットレンズ15㎜/F3.5解放、SS10sec。宿のベランダより。

晴れれば、AGS-1S+ASCOM+ステラショットの実験をしたいと思います。

AGS-1Sとステラショット接続

ステラショットは、かなり秀逸
前回遠征で実感しました。EQ6-Rはステラショットにサポートされているので、遠征時は非常に効率良く撮影を進めることが出来ました。
一番便利な機能は、『導入補正』機能です。実際にこれまで淡い天体を思い通りの構図にするのは、なかなか時間がかかり自動導入赤道儀であっても苦労をしていました。
ステラショットの実際に撮影カメラで撮影し、抽出した恒星位置から赤道儀位置を補正するという発想は興味深いと思っていましたが、実際に使用すると使い勝手は非常に良いです。ピント補正やオートガイドは他の手段でも対応できるので、どうしてもステラショットでなければ手に入れられない機能は、この『導入補正』だと思います。
もう一台の撮影システムは、赤道儀はGPDで駆動はAGS-1Sとなっています。K-AstecのAGS-1Sは、これはこれで非常に秀逸な機械で、USBにダイレクトに接続でき高速かつ高精度なステップモータでオートガイドでもこれまで安定した動作をしていて実績を考えてこれからも活用したいシステムです。
シュミットさんにもアドバイスを頂いたので、ASCOMでステラショットに接続を試みました。いきなりステラショットで接続するのも危険と思いステラナビゲータ9が入ったPCで、接続を試しました。
に従って、作業を進ます。AGS-1SはE-ZEUSに準拠しているので、星見庵さんの
●ASCOM Telescole Driver for E-ZEUS Ver. 2.03
を選択しインストールしました。あえてE-ZEUS2に対応したベータ版は避けました。
結果としては、順調に問題なくインストールでき動作も問題無しです。
続けて、本番用の機材にステラショット、ASCOM、E-ZEUSをインストール。COMポートを適切に選べば問題無く動作します。接続は室内模擬的に接続行っています。
イメージ 1
ちなみにAGS-1Sは、接続しただけでWindow8.1ではドライバはPlug anb Playでインストールが開始しました(USB-Comポート変換の機能だけかも)。
Comポートは、
イメージ 2
で、動作しているCOMポートを確認してE-ZEUSの設定側で選択します。

イメージ 3
左上のE-ZEUSの設定ボタンでCOMポートが設定できます。
動作も問題なく、導入をスムーズに行きました。
さて、これで『導入補正』がうまく行くかは実際の星空で試してみます(続)


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